だんだんと涼しくなり、蚊との格闘も少なくなる頃ですね。11月は植える野菜の種類は減ってはいきますが、この月から植え付けを開始しないと失敗する野菜もあります。
それでは、11月に植えられる野菜を紹介します。
11月に植える野菜の種類<一覧>
中間地を基準にしています。
キジカクシ科
アスパラガス 緑・紫
形態:苗・根株(11月中旬頃まで)
株間30~40cm
いつ収穫できるか?:1年以上と長い。ただし一度植えれば数年は収穫可能。
野菜の中では珍しい多年草。地植え推奨野菜だが、水やりさえきちんとすれば、大型プランターでも育てられる。
特筆すべき点は採れたての甘みである。それは家庭菜園ならではの醍醐味。緑と紫色の二種あるが、経験上緑の方が収穫量は多い。
ヒユ科
ホウレンソウ
形態:種
条間15~20cm・株間3~5cm
いつ収穫できる?:種まき時期によって異なるが30~60日以降
寒くなるにつれ、栄養価が増す旬野菜。
この時期に種を購入するなら「冬ごのみ」(タキイ)等、寒さや病気に強い品種を選ぶと良い。
マメ科
鳥に種を食べられるので、種まき後しばらくは不織布等で覆う。
スナップエンドウ・実エンドウ
形態:種(11月上旬まで)・苗
条間50cm・株間30cm
いつ収穫できるか?:約6~7ヶ月
上記の株間より狭くても収穫は可能。収穫する野菜が少ない春先に重宝される旬野菜。 採れたては甘い。
そら豆(ソラマメ)
形態: 種(11月上旬まで) ・苗
条間50~60cm・株間30~40cm
いつ収穫できるか?:約7~8ヶ月
国産は高いので、ソラマメ好きな方にはお勧め。焼きソラマメも美味。
ヒガンバナ科
タマネギ(玉ねぎ)
形態:苗
列間(条間)15cm・株間15cm
いつ収穫できるか?:中生は来年5月下旬頃・中晩生は来年の6月上旬頃から、晩生は6月中下旬頃
成功する秘訣は早くに植え付けないこと。詳しくは下記の記事にて。
長期間栽培するので、雑草防止にマルチすると良い。専用マルチを購入したくない方は、穴開け器を自作可能。
アブラナ科
ミニチンゲンサイ
形態:種(11月上旬まで)
株間:10cm
いつ収穫できる?:ミニ種20~30日
ビニールハウスで加温すると少々生育が良くなる。種蒔き時期が遅いと株で出来ずにとう立ちする可能性がある。
コマツナ(小松菜)
形態:種(11月中旬まで)
株間:20~30cm
いつ収穫できる?:約30程後
ビニールハウスで加温すると生育が良くなる。葉かきとり収穫可能。
庭での家庭菜園ならば、狭い株間&密植でも育てられる。
きのこ類
野菜ではありませんが、11月から原木しいたけが出始めます。中には良いホダ木を自分で選べる程大量入荷するホームセンターもあります。少々重くて長いので、車までの運搬も大変ですからネット通販でも購入できます。
この時期は原木と菌床ともに、椎茸の育てやすい気候となります。食物繊維も豊富です。
原木しいたけ・ホダ木
形態:ホダ木
いつ収穫できるか?:市販のホダ木なら約15日以降(誤差有)
原木に自分で種菌をつける(駒を打つ)なら約一年半後。
菌床しいたけ
形態:菌床(しいたけ栽培キットとして販売)
いつ収穫できるか?:1週間~10日前後
11月はまさに適期時期で失敗も少ない。室内で育てるので栽培容易。シイタケで収穫までのスピードが早く、子供と一緒に育てても飽きさせません。食育にも。
しいたけ栽培キット販売で圧倒的なシェア率を誇る「森のきのこ倶楽部」では今年2021年は10月1日より販売を開始。
実際に育ててみて、コスパ計算してみました。
以上、11月に植える野菜と椎茸の種類でした。