玉ねぎの種まきや植え付け時期・苗の選び方【初心者向け】

前回の記事で、玉ねぎの種類の基礎知識について紹介しました。下調べをすることは賢明ですね。

今度は、実際に購入する上で気を付けてほしいポイントを失敗談と合わせて書いてみました。

玉ねぎの種まき・苗の植え付け時期は？

種：地域によって異なりますが、目安は極早生は8月下旬～9月上旬、早生は9月上旬、中生・中晩生は9月中旬、晩生は9月下旬を目安に蒔きます。

苗：極早生は10月下旬、他は１１～１２月頃に植え付けます。これよりも早く植えないでくださいね。理由は「玉ねぎの苗はきちんと選ぼう」の項目に載せています。

＜購入できる場所＞

・園芸センターの専門店、ホームセンターの園芸コーナー、ＪＡ産直市場など

１０月中には販売が始まります。９月辺りから苗を予約し始める販売店もあります。お店では苗を自分の目できちんと見て選ぶことが出来ます。

実は、楽天市場やYahoo!ショッピング、ヤフオクでも買えます。実際の店舗と違うメリットは、沢山の品種数が取り扱われていることです。品種にこだわりたい方にはとてもおすすめです。過去に利用しましたが、相手も農家さんやプロですので、きちんとした良い苗が届きましたよ

一度、品種名をネット通販の楽天市場の玉ねぎ苗等で下調べしてから購入した方が初心者として思われます。下調べするだけで園芸店に行った時に悩む時間が減り、なにより心構えや安心感も違ってきます。

管理人も、今年の秋に主な種苗会社から玉ねぎを種類ごと分けて調べましたが、著作権の関係でお見せ出来ないのが残念です。

＜形態・どこに置いてある？＞

種：種袋に入って、室内で販売されていることがほとんどです。

苗：通常、だいたい50本～の単位が束になって、外売り場に置いてあります。

　赤玉ねぎの場合は、「赤」と記されているか、赤文字で書かれていますので、お間違いのないように！！異なる品種であっても草姿が似ているので、間違いやすいです。購入する時は、自分の買いたい品種かどうかラベルシール（値札シール）を再度確認します。

玉ねぎ栽培の初心者なら、まずは苗を購入することおすすめしています。苗の良し悪しによって失敗する原因になるからです。

栽培初心者だった頃、自分で玉ねぎの苗を作って失敗した経験があります。適期じゃなかったのか、ひょろっとした苗しか出来ませんでしたし、玉ねぎの出来上がりも小さくひどいものでした。近所で立派な玉ねぎを収穫している人が通って、さらに惨めな気持ちになりましたよ・・・（遠い目）。

上でも少し触れましたが、ここが大事です！！！悪い苗を植えるとトウ立ちしやすくなります。

そもそもトウ立ちとはなんでしょうか？

トウ立ちとは、花芽分化すること、言い換えると花が咲くことです。

トウ立ちするとどうして良くないのか？それは花の方へ栄養がいき、実は小さるからです。そして長期貯蔵に向かなくなります。トウ立ちした玉ねぎは食べられますが、中心は堅い芯となって食べられない為、取り除く必要があります。

タマネギの苗を購入又は植え付ける上で基準となる大きさは、

草丈２５～３０ｃｍ

太さは直径５～７ｍｍ（鉛筆ぐらいの太さ）のサイズが良い苗です。なるべく根元が膨らんでいないものを選んでください。

細すぎる貧弱苗は、冬を越せなかったり、玉の大きさが小さくなる傾向がありますので避けた方が無難です。

逆に太過ぎる苗だとトウ立ちしやすくなりますので気を付けてください。

これまた私もやらかしてしまった失敗経験者一人です。立派な苗だと思って、太すぎた苗（確か10ｍｍ？９ｍｍだったか、立派に見えるんですよ・・・）を植えた経験があります。案の定、トウ立ちしてしまいました。

なんか失敗の経験ばかりですね。感覚ではなく、下調べは大切ですね。

しかし、その経験があるからこそ断言できます。

お店で太過ぎる苗しかなければ、他を探しましょう。そしてきちんと大きさを守ったほうがいいです。そして下調べも入念に・・・。

当たり前なことではありますが、通常トマトの苗を買うとき、茎が太くてしっかりとした苗を選んで購入しますよね。なので、「苗は太くて立派なものを選ぶ。」という概念が染み渡ってしまっていると上のような失敗談につながる可能性が高いです。

そして植え時期をきちん守るのも成功の秘訣です。早めの時期に良い苗を植えたとしても、その苗が成長してしまったら、適期時には太い苗を植えたのと同じようなものだからです。

もし玉ねぎの苗が余って植える場所がないと困ったなら、こんな植え方も出来ます↓↓考えた本人が言うのもなんですが、ちょっと独創的ですけどね。

タマネギの専用マルチを使わずにマルチ栽培したい方は必見！！お金かけたくない方にもお勧めです。