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9月に植える野菜|今月は秋冬野菜の種類が一番多い【家庭菜園】

9月に植える野菜

家庭菜園といえば、夏野菜と秋冬野菜のシーズンの2つに分かれますが、9月はその秋冬野菜の植え付け本番となる月です。中には7〜8月に準備しなければいけない野菜も幾らかありますが、植えられる種類がぐっと増えるのは9月ですね。

それでは、9月に種まき・苗を植えられる野菜を見ていきたいと思います。

9月に植える野菜の種類<一覧>

野菜の品種によって暑さに強い・寒さに強いといった特性があります。その違いにより種まき時期及び収穫期に多少誤差が出るかもしれません。

(中間地を基準)

アブラナ科

※アブラナ科野菜は青虫やアブラムシの害虫被害に遭いやすいので、トンネル用支柱と防虫ネットで対策をお勧めします!

ブロッコリー

形態: 苗 (9月上旬まで)

条間:60~70cm・株間:40~45cm

いつ収穫できる?: 90~120日後(品種によって異なる)

他の野菜の収穫が少ない時期に収穫出来る。早春には沢山収穫出来るので、植えておいて損のない野菜。緑黄色野菜。

茎ブロッコリー

(写真準備中)

形態: 苗 (9月上旬まで)

条間:60cm・株間:40~45cm

いつ収穫できる?: 90日以降

脇芽を収穫します。長期採れるのも魅力。

カリフラワー

形態: 苗 (9月上旬まで)

条間:60~70cm・株間45~50cm

いつ収穫できる?: 90日後(品種によって異なる)

スーパーではお値段の高く、頻繁に買いにくい野菜の一つ。ポットに種を蒔いてから畑に植えると良い。花蕾がとんがってみえる「ロマネスコ」等変わり種を育ててみても面白い。

白菜(ハクサイ)

(写真準備中)

形態:9月は早生は苗・晩生は種まき

条間:50~60cm・株間:40~45cm

いつ収穫できる?:約65~90日(品種によって異なる)

品種名の数字は収穫日数を表すことが多い。極早生~晩生種まで有る。オレンジ色、細長いもの、ミニ種の白菜を種類も様々。黄ごころ、金将二号(タキイ種苗)が有名どころ。

キャベツ

形態:苗

条間:50~60cm・株間40~45cm

いつ収穫できる?:約 90日後

一般的なものからちりめん種まである。アントシアニン豊富な紫キャベツやカーボロネロ(未結球キャベツ)等変わり種を育てるのも家庭菜園ならではの醍醐味。

芽キャベツ

形態:苗 (9月上旬まで)

条間:50~60cm・株間50cm

いつ収穫できる?: 約120日後

育てるだけで楽しい野菜といえばこの野菜。茎に50個以上の小さなキャベツがつく。ミネストローネやポトフにも相性が良い。

ケール

ケール

形態:苗

条間:60cm・株間:50cm

いつ収穫できる?: 約60日後

健康維持に。カルシウム・βカロテンが豊富な野菜の王様。青汁で有名。

プチヴェール

形態:苗 (9月上旬まで)

条間:60~70cm・株間:40~45cm

いつ収穫できる?: 約90日後

結球しない芽キャベツ。

コールラビ

形態:苗(10月上旬まで)

条間:40~50cm・株間30~40cm

いつ収穫できる?: 約45日後

肥大させる為に株間はきちんと取る。キャベツやカブのような甘みがある。生でも火を通しても食べられる。

大根(ダイコン)

ダイコン

形態:種

条間:40~60cm・株間:25~30cm

いつ収穫できる?:約60~90日 ・ミニ種なら45日程で収穫可能

一般的な青首大根から地方品種(聖護院ダイコン等)まである。深く耕すことが出来ない場合は、上下の空いたダンボールや木箱等を地上部において、土を盛って栽培することも出来る。

ラディッシュ(ハツカダイコン)

ラディッシュ

形態:種

条間:30cm・株間:3~4cm

いつ収穫できる?:約30日~45日後

栽培期間が短く、サラダに最適。

カブ

形態:種

条間:30cm 株間:小カブなら10cm・大カブなら30cm

いつ収穫できる?:小カブなら45~50日、大カブなら60~90日

カブには中カブや大カブもあるが、初心者には栽培日数の短い小カブがお勧め。

小松菜(コマツナ)

形態:種

株間:20~30cm

いつ収穫できる?:約30程後

葉をかきとって収穫が出来るので長期収穫可能。ほうれん草より鉄分が豊富。庭での家庭菜園ならば、狭い株間&密植でも育てられる。

>>・【小松菜の育て方】狭い株間&密植での栽培記録

ミズナ(水菜)

水菜

形態:種

いつ収穫できる?:約60日後

スーパーでみかける水耕栽培された水菜とは歯ごたえが異なる。

ターツァイ(ターサイ)

形態:種

条間:30~40cm・株間:20~30cm

いつ収穫できる?:秋は約45~60日

秋冬はロゼット化した大株は圧巻。クセはない為、チンゲンサイ同様人気。

チンゲンサイ・ミニチンゲンサイ

チンゲンサイ

形態:種

条間:30cm・株間:10~15cm |ミニの株間約10cm

いつ収穫できる?:約45日後・ミニは20~30日

ミニ種は草丈10~15cm程。一般的なタイプは草丈20cm。

ミニ種なら収穫も早いのでローテンションが早く、小さな畑やレンタル畑に向いている。

ザーサイ

ザーサイ
ザーサイの調理例

形態:種

条間:60cm・条間:40-50cm

いつ収穫できる?:約5ヶ月

肥大した茎を食べる。写真のように中華料理の漬物として食べることで有名。

タカナの仲間

高菜・タカナ

形態:種

条間:30~40cm・株間:30cm

いつ収穫できる?:

地植えだと大株になる。辛みのある子宝菜(こぶ菜)もこのタカナの仲間。

ナバナ

ナバナ
調理した菜ばな

形態:種

条間:30~40cm・株間:10~20cm

いつ収穫できる?:5~6ヶ月

春先に出回る人気の旬野菜。蕾を食す。

コウサイタイ

コウサイタイ(紅菜苔)

形態:種

条間:40cm・株間: 30~40cm

いつ収穫できる?:約2ヶ月以降

ナバナの仲間で赤紫色の茎。花径を収穫。

チーマ・ディ・ラッパ

チーマディラーパ

形態:種

条間: 40~50cm・株間:20~30cm

いつ収穫できる?:約3ヶ月以降

南イタリアのなばな。苦味が少なく甘みがある。

ルッコラ

ルッコラ

形態:種

条間:30cm・株間3~4cm

いつ収穫できる?:約30~60日後

イタリア野菜。ピリッとした辛味とゴマに似た風味。

サイシン

形態:種

条間:30cm・株間:20~30cm

いつ収穫できる?:約60日後

ナバナの仲間で中国野菜。耐暑性あり。

カイラン

形態:種

条間:30cm・株間:20~30cm

いつ収穫できる?:2ヶ月ちょっと過ぎ

ブロッコリー茎のような食感で若い茎葉と花蕾を食す。

カラシナ(からし菜)の仲間

写真はわさび菜

形態:種

条間:20~30cm・株間:30cm

いつ収穫できる?:約60日後

辛みを持つ野菜が多く、マスタード、コーラルリーフ、わさび菜等、品種は多種多様。

オータムポエーム(アスパラ菜)

形態:種

条間:30cm・条間:30~40cm

いつ収穫できる?:約60日後

ナバナの仲間でクセがない。風味はアスパラガスに似ている。

キク科

玉レタス (結球レタス)

形態:苗

条間:30cm・株間:30cm

いつ収穫できる?:約60日程

肥料切れを起こすと上手く結球しない為、注意が必要。

茎レタス (ステムレタス)

茎レタス・ステムレタス

形態:苗

条間:30cm・株間:30cm

いつ収穫できる?:約60日程

太らせた茎を食す。別名はアスパラガスレタス。乾燥させてヤマクラゲが作れる。

リーフレタス(結球しないレタス)

形態:種・苗

条間:30cm・株間30cm(ベビーリーフを除く)

いつ収穫できる?:約30日後

収穫期:(5~)8月上・中旬頃まで

初心者にもピッタリの野菜。チマサンチュ。フリンジグリーン、サラダ菜、赤葉等お好みの品種を選ぶ。緑より赤葉の方が作りやすい。

結球しないのでベビーレタスから大株のレタスまで育てられる。葉かきとり収穫可能。手巻き寿司からサラダまで用途色々。

写真は、日陰で種まきして育てたベビーレタス。

>>・【日陰~半日陰】サニーレタスの育て方!北側の庭での栽培記録付(記事)

ロメインレタス(コスレタス)

中央の緑葉のレタス

形態: 種・苗

条間:30cm・株間:30cm

いつ収穫できる?:約60日

半結球レタス。育てやすい野菜。草丈20~30cm、中央の葉が巻き始めたところで収穫する。リーフレタスのミックス種子袋に含まれることもある。

春菊(シュンギク)

シュンギク

形態:種

条間30cm・株間15~20cm

いつ収穫できる?:約30日後

すき焼きに最適。クセの少ない生で食べられるサラダ春菊もある。

ミニゴボウ(サラダゴボウ)

形態:種

いつ収穫できるか?:種まきから約4~5ヵ月後(品種による)

特筆すべき点は、約30~40cm程の短形ゴボウなので収穫しやすい。株間10~15cm程で省スペースで作れるのも魅力の一つ。サカタのタネの「ダイエット」は株間3~5cmでも良い。

ハマミズナ科

アイスプラント

形態:種まき

株間20~30cm

いつ収穫できるか?:約2ヶ月以降

多肉植物。塩味のあるプチプチとした食感。初心者は種からだと発芽率も低く、難易度が高いので苗から育てる。

プランター向きの野菜である。

ヒユ科

ホウレンソウ

ホウレンソウ

形態:種

条間30cm・株間3~4cm

いつ収穫できる?:播種時期によって異なるが30~60日以降

寒くなるにつれ、栄養価が増す旬野菜。

隣の野菜の影になる所で栽培可能。鉄分豊富。

スイスチャード(フダンソウ)

スイスチャード

形態:種

条間30cm・株間5cm程

いつ収穫できる?:種まき時期によって異なるが30~60日以降

鮮やかな色彩を利用し花壇に使われることもある。病害虫にも強い。

テーブルビート(ビーツ)

テーブルビート、ビーツ

形態:種

条間:30cm・株間:10~12cm

いつ収穫できる?:約2ヶ月半

色素はポリフェノール。輪切りにすると赤色のものから上の写真のような年輪模様になる種類もある。ピクルスや茹でてサラダにしても。

セリ科

ニンジン(5寸・3寸)

形態:種

条間:五寸→条間30cm・株間10~12cm

三寸→20~25cm・株間10~12cm

いつ収穫できる?:3ヶ月後

光好性種子なので覆土は薄くかける。

水切れに注意して発芽さえすれば、後の管理は簡単。品種名ベータリッチ(サカタ)はカロテン豊富。

三つ葉(ミツバ)

ミツバ

形態:種

条間:30cm・株間:5~6cm

いつ収穫できる?:約45日~60日後

一度植えるとこぼれ種で増え続けていく。北側の日陰の場所でもよく育つ。

スープセロリ

スープセロリ

形態:ポット苗

植える場所:条間15cm・株間5~6cm

いつ収穫できるか?:約1ヵ月半

収穫時期:5月下~11月上旬

セロリ嫌いでも食べられる人が多い。プランターや袋栽培が可能で、野菜の寄せ植えにも使用可能。

パセリ・イタリアンパセリ

形態:苗(10月上旬まで)

条間:30cm・株間30cm

いつ収穫できる?&収穫期:約30日(10月・4~5月)

ハーブに分類されるが栄養価の高い植物。初心者向きでプランター栽培可能。野菜の寄せ植えにも。北側の玄関先等の半日陰になるところでも生育可能。料理の彩りにも。

アオイ科

おかのり

形態:種・ポット苗

条間40cm・株間30cm

いつ収穫できるか?:約45日後

乾燥させると海苔のような香り。病害虫につきにくいが、アオイ科を好む害虫には要注意。

ヒバンガナ科(ユリ科)

ニンニク

ニンニク

形態:苗

条間40cm・株間20cm

いつ収穫できるか?:約8ヶ月後

栽培期間が長い為、入念の栽培計画をしてから植える。

ニラ

ニラ

形態:苗

条間40~50cm・株間30cm

いつ収穫できるか?:約45日後

種まきからだと生育が遅いので収穫までだいぶ待ちます。植えっぱなしでも育つため植える場所はよく考える。

ナス科の野菜のコンパニオンプランツともなる為、春夏用として増やす目的で栽培しても良い。

ラッキョウ

ラッキョウ

形態:苗

条間40cm・株間20cm

いつ収穫できるか?:約8~9ヶ月

国産野菜として希少価値あり。甘酢つけやエシャレットとして食す。

ワケギ・アサツキ

形態:球根・苗

条間30cm・株間20cm

いつ収穫できるか?:約40~50

エシャロットとネギの交雑種。アサツキは変種。

タマネギ

タマネギ

形態:種

列間8cmで5ミリ間隔で筋まきする。

いつ収穫できるか?:極早生は4~5月・中生は来年5月下旬頃・中晩生は来年の6月上旬頃から、晩生は6月中下旬頃

初心者は11月から販売される苗を購入した方が失敗を避けられる。

の種まきや植え付け時期・苗の選び方(記事)

ホームタマネギ(オニオンセット球)

形態: タネ球

株間:15cm

いつ収穫できるか?:11月下旬~12月上旬

年内収穫できる玉ねぎ。花や野菜の球根類の売り場によく置いてある。

ナス科

ジャガイモ

形態:タネイモ(9月上旬まで)

株間30cm

いつ収穫できるか?:約90日後

育てやすい野菜。秋は高温によって腐りやすいので種イモを切らずに植える。又植えつけの適期が短い為、植え付けのタイミングに気をつける。種イモは8月の下旬頃は販売されていることが多い。

ニシユタカ、アンデス赤、デジマが一般的。

以上、9月の植える野菜の一覧でした。

次へ >>来月「10月に植える野菜」の種類一覧

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は、庭の畑で連作障害に頭を抱えている一人。庭以外にも35坪以上はある畑で野菜作りをやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

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