プランターは大変使い勝手の良い物ですが、増え過ぎると置き場所に困ることがあります。
最近は、本当に必要なものしか持たない暮らしをするミニマリストも人気を博していますから、代用品を使うことで余ったプランターを置いておくスペースがなくなるので庭がすっきりとしますね。
また再利用することによって、費用を抑えてガーデニングや家庭菜園をすることが出来ます。
現に節約も兼ねて、家にある物を利用して「リサイクルライフ」をされておられる方もいるのではないでしょうか。
2020年から始まったビニール有料化によって、この先もっと環境に優しい素材、リサイクル品に注目されていくのかもしれません。
そこで、廃材やちょっとした身の周りのもので作れるプランターの代用品になる物をまとめてみました。
プランターの代わりにする上での注意点は?
プランターを購入又は買い足しすることを悩んでいる方にとってもおすすめです。代用品で野菜栽培してみて、続けられそうならプランターを買うことも出来ますね。
それでは、注意点の確認です。
底穴を必ず空ける
水が底へと流れないと新鮮な空気が運ばれない他、根腐れの原因ともなります。
大きいものなら底に穴を4~6カ所空けます。小さいものなら1~3カ所程です。
穴を大きすぎると土がこぼれる原因となります。
野菜に合わせたサイズを選ぶ
トマトやナス等の夏野菜は、水を沢山必要としますので大き目の袋や容器に植えます。キュウリは浅く根が貼るので、幅広の容器を用意します。とはいえ、水やり管理をなるべく楽にする為には土が沢山入るやつの方が良いです。
菜っ葉野菜や小カブは、水切れを起こさなければ、コンパクトなサイズでも育てることが出来ます。
長期栽培は劣化するので不向きなものがある
園芸用品として販売されているもの以外は、太陽光や雨に耐えられるようには作られていませんので劣化し破れたり、割れたりする可能性があります。半年程で一度様子を見ます。
ブリキ缶などはペンキを塗ることによって劣化を遅らせることが出来ます。
プランターの代わり(代用品)になる物は?【一覧】
土と底に穴さえ空いていれば、植物を育てることが出来ます。出来れば、直接根に光が当たってしまうような透明色ではない方が望ましいです。
プランターと代用品を併用しながら栽培するのも有りです。
土がたっぷり入る!野菜栽培にも最適!
トマトやピーマン等の夏野菜づくりにも最適です。ある程度広い場所でないと栽培の出来ない玉ねぎも育てることが出来ます。
◆トマト苗の購入時に参考になる記事はコチラ↓↓↓
◎培養土や堆肥の袋
縦でも横にしても使う事が出来ますから、植物の根の張り方(深い又は浅い)や草丈の高さによって変えられます。栽培が終わったら簡単に処分出来ます。
「縦」バージョン
縦型はどちらかというとコンテナに近い形状ですね。
「横」バージョン
今回、玉ねぎの袋栽培で使用した土は、DCMブランド『花と野菜のかる~い培養土』です。
非常に軽いので女性でも楽に持ち運びが出来ます。使用した土は再度利用出来ます。
詳しい情報は、販売元のDCMホームセンターのサイトにて。
>>・ DCMホームセンターの公式サイト
他にも下記の物があります。
◎厚手のポリエチレン製の袋
◎麻袋
◎土のう袋
◎大き目の保冷バック
◎発砲スチロール
◎ゴミ箱(大サイズ)
◎防草シート
玉ねぎを防草シートをの再利用して栽培したことがあります。水が流れる素材なので、底に穴をあけなくてもいいので便利です。
・余った玉ねぎ苗をプランター栽培?【いえ、防草シートで袋栽培しました】(記事)
ミニプランターや鉢・ポリポットの代わり
ミニサイズの代用品をあげてみました。小さい容器なら種まきや苗を作る時に使用するポリポットの代用品にもなります。
◎やかん(ケトル)
◎木箱(ワイン箱等)
◎牛乳パック
縦や横向きのどちらでも使用可。簡単にハサミでカット出来ます。
もちろん子どもにペイントしてもらったり、絵が上手い方はアンティーク調にしてもおしゃれかと思います。
実際に牛乳パックで栽培してみました。
<やり方>
「牛乳パックでベビーリーフ(レタス)栽培」
①牛乳パックを横にして、写真のように切り抜きます。
②切り抜いた反対の面になる底面に5カ所穴をあけます。
③培養土を入れて種を蒔きます。上の写真はレタスミックスの種を等間隔に整列しながら種まきした状態です。もっと種の数を増やしてばらまきにするとベビーリーフとして楽しめます。
水やり以外はほったらかし状態でしたから初心者でも簡単に育てられます。
レタスの種は、サカタのタネのガーデンレタスミックスをまきました。5種類が混合している種です。
>>・レタスの種袋(Yahoo!ショッピング) 検索一覧ページ
◎トイレットペーパーの芯
ポリポットの代用品として、トイレットペーパーの芯は片側に切込みを四カ所入れて折り曲げると完成です。素材によってはそのまま土に植えられるので根を傷めずに移植できます。
経験上、写真より少々土を減らしてウォータースペースを作った方が良いです。土、入れ過ぎました。光好性種子を播種(種まき)する場合は完全にタネが流れてしまうかと思います。
他にも下記の材料で自作することが可能です。
◎300g以上の豆腐の空パック
◎ペットボトル
◎プラスチック製の収納容器
◎100均一の壁掛け小物収納
◎ホーロー製の容器(ホーローコランダー等)
◎缶詰等の空き缶
◎ゴミ箱(小サイズ)
◎ブリキ缶
◎ヨーグルトの容器
◎自転車カバー(シルバー色)の袋
マルチシートの代わりになります。
>>・プランターに使えるマルチシート(マルチング)の代わりは?(記事)
◎卵の殻やパック
多肉植物を植えるとおしゃれです。
でも卵の殻に穴をあけるのは難しいのでは?と思いますよね。便利な道具としてエッグカッターがあります。
アイディア満載のユニークなプランターの代用品
◎長靴・シューズ&ボール
使い古した靴や大切な思い出のサッカーボール・バスケットボールで代用することも出来ます。もしくは鉢カバーにしてもいいかもしれませんね。
捨てることの出来なかった思い出の品を使うのも斬新なアイディアですよね。
◎廃タイヤ
使えなくなったタイヤを再利用し、花壇として使っている公園を発見しました。普通に置くだけでなく、ひまわり等の花をテーマにしたのでしょうか?面白いですし、廃材利用することは環境にも優しいですね。テーマパークや公園、リサイクルにこだわっているイベント等で使えそうです。どんな構造になっているかは、写真を参考にしてみてください。
屋外用のペンキで木材やプランターの色合いに塗るだけでも無機質な素材が優しい印象に様変わりしますね。パッと見、タイヤには見えません。
◎廃車
もはや花壇・・・いや展示物ですね。車体にも痛車のようなペイントが施されています。
以上、プランターの代わりになる物の一覧でした。
他にも家庭菜園を節約する為に代用出来る術を紹介します。
>>・【材料費0円!?】誘引紐の代用は?マスクを再利用してみた(記事)
極力お金をかけたくない方、自作が好きな方にはこちらもお勧めです。