家庭菜園で行う場合、かかるコストを最小限に抑えたいと思いませんか。節約志向の方なら尚更です。
それでもマルチングは地温上昇させて植物の生育を促し、病気予防、雑草防ぐといった栽培においてメリットも多いものです。一度使用すると雑草を抜く手間が省けるので便利なグッズを毎年使いたくなります。
またプランターで行うなら土壌内の蒸散を防ぎ、水やりの手間も削減することが出来るので非常に便利です。
そこで庭の畑で家庭菜園をされている方やプランターやベランダ菜園向けにマルチングシート(マルチフィルム)の代わりになるものをまとめてみました。
マルチシートの代用はある?【一覧】
マルチ(※)する役割・効果を理解しているなら、代替品を新たに見つけたり探しやすくなりますね。(※マルチとは、英語のマルチングの略です。)
マルチングの役割と効果
①地温を上昇させてたりと調節できる
②雑草がはえることを防ぐ
③蒸発を防ぎ、土の乾燥を防ぐ
④病気の予防
⑤雨によって肥料成分が流れることを防ぐ
⑥光る物なら害虫飛来の防止になる
といった利点があります。
マルチの代用品ってあるのでしょうか?大規模栽培されている方には逆にコストや手間がかかりますが、一株のみの畝等には使えるかもしれません。
マルチシートの代用品【一覧】
主にプランター菜園にも代用できる物をリストアップしています。また市販のマルチシートと比べて、厚みがあり硬いものが多いので、苗を植え込む時の穴あけはハサミを利用します。
随時追加していきます。
地温調節・病気予防・乾燥と雑草防止
・黒色のゴミ袋(ゴミ出し時にすぐ破れるような薄手のものは破れやすいので避ける)
・レジャーシート
地温調節・病気予防・乾燥防止
・梱包用プチプチシート(真夏や夏野菜の使用はさける)
透明なので雑草抑制効果はありませんが、種がこぼれない分雑草が増え広がることは防いでくれます。
地温調節・病気予防・乾燥と雑草と害虫飛来防止
・自転車とバイクカバー(シルバー色)と同素材の袋
・レジャーシート(シルバー色)
・アルミホイル(プランター向き)
乾燥と雑草防止
以下は、マルチ目的として市販されているものもありますが、念の為にまとめてみました。地温を暖めることは出来ません。
・使い古したスダレ
・もみ殻
・敷き藁
・ココヤシファイバー(ヤシのせんい)
・バークチップ
・種や実のついてない枯らした雑草
避けたいもの!
これは避けたい!と思うものは下記の通りです。
・スーパのナイロンビニール袋
カシャカシャいう素材のものです。雨が降ると騒音迷惑になるといけないので避けたいものです。
・種のついた雑草
雑草が増えます。
マルチシートの代用として家庭菜園で使ってみた!
マルチシートの代わりに実際に使ってみました。
自転車カバーと同素材の袋
自転車にカバーをかけてしまえば、わざわざ袋に戻すようなことはしませんよね。ゴミにする前に再利用したいものです。
光るものが嫌がるアブラムシ等の性質をいかしたシルバーマルチの代わりとしてプランターに使ってみることにしました。
最終的な仕上がりはこんな感じになりました。トマトの相性の良いコンパニオンプランツを混植しています。
黄色のプランターです。お察しの通り、用意したのは虫が好んで寄ってくる色ですから、アブラムシ等の忌避効果があるのか検証していきたいと思います。
作り方は至って簡単!
<作り方>
①左右をハサミで切って、開きます。(底辺はそのまま)
袋の紐は誘引等で再利用出来ます。
② ①をプランターに覆い周囲を埋めるか、土でかぶせて固定します。
これで完成です。
<植えた後にマルチを敷きたい場合は?>
上の写真のように苗の位置に合わせてハサミで横線一本又は十文字で切ります。苗の上からそっとかぶせます。その後周囲を固定します。
梱包用シート(プチプチ)
この方法は透明なので夏場の暑い時は地温が上がり過ぎてしまので、真夏の使用は不向きですが、春先や秋冬の地温を上げたい時に使用可能です。
写真は仮置き状態でので、植える前にシワを伸ばしてマルチ留めや周りを土で囲い、なるべく空気が入らないようにしないと地温上昇効果が薄れます。素材も硬いので、苗を植えこみ後も少々手直しが必要になるかもしれません。
サイズはご自身で調節できます。つなげたい場合は透明のガムテープを利用すると透明のよるメリットが失われにくいです。
早蒔きのトウモロコシ用として使用しましたが、その後の様子です。
雑草は透明なので光が当たるので生えてきてしまいますが、飛んでくる種は防いでくれます。
以上、家庭菜園で使えるマルチシートの代用の記事でした。
代用品関連でプランターの代用品を紹介した記事もあります。