この記事では、これまで4つ育てた経験を元に、少し独自目線ながらも菌床シイタケの育て方やコツを紹介いたします。
シイタケを贅沢に使ってみたい、食べてみたいと思いませんか?
菌床栽培が可能になり年中販売できるようになったとはいえ、たらふく食べられるような激安食材ではありません。
昔は松茸よりシイタケの収穫量が少かった為、現在の松茸並みの高級きのこだったんだとか。
ですが、この菌床シイタケ「もりのしいたけ農園」なら、自宅で大量に収穫可能なので贅沢に使うことが出来ます。
しかも短期間で収穫できるので飽きさせません。きのこ料理のレパートリーが増えるのもいいことですね。きのこは食物繊維が豊富ですしね。
本記事はこんな方にお勧めです!
- 庭できのこを始めようと思われている方
- 菌生活を始められる方
- 子どもの食育・自由研究をしたい方
- 椎茸を贅沢に食べたい方
- 冬に家庭菜園・農業体験したい方
しいたけ栽培キットの育て方<準備編>
椎茸の栽培キットが秋に出回り始めます。ちょうど気温が落ち着いて来た頃が栽培のスタート時期です。
用意する物
まず「もりのしいたけ農園」1500円(税込)で購入した栽培セットの中身はこんな感じです。
2022年秋は1700円と値上がりしています。物価高の影響でしょうか。
菌床シイタケ栽培ブロック
その他準備するものといえば、きのこ栽培容器があると便利ですね。
こういうやつです。これがあると水やりが楽になります。
そんでもって、栽培容器を買い忘れた管理人は、結局、付属されていた栽培袋とビニール製ゴミ袋を使用しました。
色は透明です。なぜ透明の方がいいかというと「観察しやすいから」です。
あと厚みが薄いと引っかけたりして破れやすいので注意が必要!破れると茶色の汚れたこぼれ出て、床を汚します。(経験談)
おそらく0.03mm以上の厚みは必要ですね。
ビニール製の袋は最初小さめを選びましたが、後にしいたけがぐんぐんと育ってパツンパツンとなってしまったので、45Lゴミ袋の2つ入れた方がベストでした。
きのこ栽培容器って必要?
もりのしいたけ農園を購入後、「容器って別売りだったの!?」とはじめて気づかれる方もおられるのではないでしょうか?
容器とは、きのこ栽培キット専用の透明なプラスチックで出来たキャップ(帽子)のような器のことです。
でも、続けられるかわからない状態で新たに購入するのはどうなんだろう?置く場所が余分にとられるしな・・・といったことをつい考えて、購入を悩みますよね。
そもそも容器は必要なのでしょうか?
【結論】容器はなくても、付属の袋で栽培は出来ます!
ただし!確かに容器があった方が水やりや収穫等の毎日の作業が楽になることは確かです。
容器の代わりになるものは?
では、きのこ栽培キット容器の代用品はないのでしょうか?
しいたけ栽培ブロックのサイズが入る大き目のキッチンボウルを二つ用意して、一つは蓋、もう片方を受け皿として使うことも出来ます。
透明なボウルではないので、写真を撮ったり、観察する時に少々見えづらくなりますが、コスパは良いですね。
あと透明のビニール袋もしくはゴミ袋です。今回の栽培した時にも使っているやつですね。
繰り返しますが、厚みが薄いと引っかけて破れる可能性もあるので、0.03mm以上の厚みは必須です。
【袋で育てる方向け限定】コレあると便利!!
袋で栽培される方にとって、便利な道具といえば、100円均一ダイソーの「キャスター付き花台」です。園芸売り場に置いてあり、二つのサイズがあるのですが、大きいサイズの四角のタイプの方です。丸型でも良いのですが、後に他の用途で使う場合、四角の方が何かと便利かと思い四角を選びました。
「キャスター付き花台」のおかげで、ビニールを下まで下げた際に洗濯ハサミで固定できるので、収穫や水やりが楽です。栽培ブロックもそのまま置いておけますし、キャスター付きなので床においてあっても掃除の時も簡単に移動可能です。
シイタケ栽培が終わって、使わなくなったとしても、キッチンやリビングのゴミ箱の下や、ワイヤーネットを取り付けてキャスター付き収納として使えますから無駄になりません。
しいたけ栽培キットの育て方<栽培編>
では、早速栽培スタート!
届いたらすぐ開けて準備することをおすすめします!
早く収穫出来ますし、シイタケ菌も少々威勢がいいような?(と言いながら、管理人は届いて2日後に開封しました。)
ちなみに参考までに、今回のものではありませんが、2週間ぐらい放置してから開封したら、こんな状態になっていました。時期は冬12月頃で気温が低い時です。
ですから、届いたら早めに開封した方が良いかと思います。このブロックの収穫量も少なかったですしね。
では話を戻しまして、早速栽培を開始したいと思います。
開封日:2月14日
洗面所や洗い場で袋を慎重に外して開封します。通販で購入した場合は、家まで届くまでに輸送中の振動によって発芽することもあるようですが、袋を外すことによって酸素が入り刺激され促進されます。
水で表面を流しますが、はじいているようにみえて心配になりますよね。でも簡単に水で洗い流すぐらいで問題ありませんでした。この時、なるべくこすらないようにします。こすり過ぎて発芽しなくなるという口コミもある程。割とシイタケ菌ってデリケートなんですね。
夏の6月~9月の暑い時期は、洗い流すのではなく浸水する必要があります。
毎日、表面全体を霧吹きをして、乾燥気味にならないように気を付けます。
実は、左の菌床ブロック一つだけ、足臭いような酸っぱい匂いがありました。ペチュニアの匂いのようです。他はほぼ無臭でしたが。ハズレを引いてしまったのでしょうか?そのまま育てて収穫数に影響を及ぼすものかどうか検証していきたいと思います。
ここで管理人独自のコツ!
その後、栽培袋に入れて栽培開始です。
最初はこんな感じでしたが、
↓↓1週間も経たずにこんな感じになります↓↓
省略しすぎでしょうか。
でも本当、しいたけ栽培キットって成長が早いですよね。
その間に行った作業は、
ビニールや栽培容器が水滴で湿っている状態を維持する為、一回目の収穫期まで毎日一回は霧吹きします。まんべんなくかかるように。
この間、間引きをすると、一つ一つのサイズが大きくなるとありましたが、管理人は間引きはしませんでした。
なんだか、もったいなくて・・・。
この気持ちわかってくれます?
それでは、いざ収穫開始です!!
膜が切れてヒダが見えているものだけ、収穫していきます。
下の写真は、下から撮影したものです。
膜が切れたものがちらほらとありますが、ちょっと見えづらいですかね。
沢山収穫出来ても、冷凍可能です。
食感はあまり変わりませんし、解凍せずに包丁で切って料理に使えるので便利ですよ。
<まとめ>収穫数の発表!!
先に公表します。
大小様々ですが、1ブロックあたり「約99~100個」穫れましたよ!!
すべて同じくらいの量が穫れました。
個別のシイタケ数や細かいことは、後ほど記載していきたいと思います。
いやー正直、三個同時の収穫は非常に時間を費やしました。収穫数をカウントしていたっていうのもありましたが、本当大変でした。なので最初は1~2個ずつで栽培すると良いかと思います。
<総括>しいたけの収穫結果を見てわかること
一巡目で豊作だった場合は、二回目はあまり期待しない!逆に言えば、一巡目のシイタケ菌が元気なうちに頑張ってもらう方が良いかと思います。冷凍も出来ますし。
長く持ちすぎていると、菌が弱り、青カビの原因ともなりますからね。
もちろん、一回目が少量しか収穫できなかった場合、この限りではありません。
しいたけ栽培キットの育て方で気になる疑問
栽培し始めると、色々と気になりますよね。
思いついたら徐々に増やしていこうと考えています。
日光に当ててよい?
本来しいたけの生息地はどこでしょうか?
山の中など、木の陰となる日差しが当たらない場所です。
このことを考えると、しいたけは日陰で栽培するものなので、日光に当てない方が良いですね。
青カビが生えた!?対処法は?
これから2回目の収穫までの休養の間、青カビが生えやすくなります。別の記事で、もしカビが生えたらどうするか、落とし方や原因、対策等を説明しています。
>>・【失敗談有】しいたけ栽培キットに青カビ発生!落とし方と原因は?(記事)
店で購入するより元が取れる?
収穫しているとどれだけ収穫すれば、元が取れるんだろうか?と気になりませんか?
>>・計算してみた!しいたけ栽培キットのコスパは?元が取れる数は?(記事)
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。