過ごしやすい気候となり、5月に畑の土づくりを済ませてこれから野菜を植えられる方や空いたスペースに追加で植えたい方や二作目を検討されている方もおられるのではないでしょうか?
6月は梅雨入りして、長雨が続きますね。雨降り後に土を掘ることはあまりよくありません。その理由は、土を練ることになっていまい新鮮な空気が入らなくなるからです。
対策としては、前もって、マルチを張って置くことをお勧めします。そうすることで天候に気にせずに苗を植えることも出来ますし、雑草防止にもなります。また泥が跳ね返って、病気になることを防ぐ効果もあります。
それでは庭や畑でも育てられる野菜を中心に、家庭菜園において「6月植えでつくれる野菜」には何があるのでしょうか。一覧にしてみました。
6月に植える野菜の種類<一覧>
6月は夏野菜ですと大苗で販売されていることがほとんどですよね。また6月に種まきしても間に合う野菜にはあるのでしょうか?
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ヒルガオ科
サツマイモ
形態:ツル苗
いつ収穫できる?:植え付けから約4~5ヵ月後
収穫期:10月~11月
中晩生の玉ねぎを収穫して空いたスペースに最適。植えた玉ねぎが終わったら再びサツマイモを植えることが出来るのでローテションが出来る。
6月植えで、ツル苗10本と予備1本定植で、安納芋が80~120個も収穫可能。狭くて細長い場所でも育てられる。
クウシンサイ(エンサイ・ヨウサイ・アサガオナ)
形態:種
いつ収穫できる?:種まき後約1ヵ月半
収穫期:7~10月
昔は苗でも販売されていたが、今はあまり見かけない。
夏場での希少の菜っ葉野菜。比較的害虫被害も少ない。
マメ科
枝豆(エダマメ)
形態:種・苗
収穫期:中早生90~110日後、晩生120日後
ビールのつまみや子どものおやつにも重宝する。一辺にまかずに、ずらし蒔きすると長く楽しめる。
落花生(ラッカセイ・ピーナッツ)
形態:種直まきで6月上旬まで。苗は6月中旬まで
いつ収穫できる?:約5ヶ月後
収穫期:10月
トマトやナスのコンパニオンプランツ。夏場のマルチ代わりともなる。独特な実の成り方に子育て世代からリピート有の野菜。品種はジャンボ落花生「おおまさり」がお勧め。鳥害に遭わないようにポットに種を蒔いてから移植も出来るが、根を傷めないように気を付ける。
つるありインゲン
形態:種
いつ収穫できる?:収穫植え付け2ヵ月半程~10月頃まで
ナス科の野菜とコンパニオンプランツとしても利用可。ツルなしインゲンは品種によっては6月まきは適さない。
シカクマメ(四角豆)
形態:種(6月下旬まで)
いつ収穫できる?:約2ヶ月半後~10月頃まで
収穫期:8~10月中旬
暑さに強いつる性の野菜。さや事食べる。独特な四角の形状をしている。
ウリ科
2作目以降のキュウリ・秋キュウリ
形態:種
いつ収穫出来る?:6月上中なら9月の始めぐらいまで。6月の終わり~7月に播種すれば、9~10月にも秋キュウリとして収穫出来る。
収穫期:8~10月
早どりも出来るが、8節まで雌花してなるべく株を作って少しでも負担軽減させる。
過去の猛暑で全滅したこともあるキュウリ。品種を選べる上で重要なポイントは、耐暑性のあるものを選ぶこと。もちろんウドンコ病等の耐病性も必須。
ゴーヤ(ニガウリ)
形態:ポット苗(6月上旬まで) 9月又は10月頃まで
いつ収穫できる?:約2ヵ月~2ヵ月半後
収穫期:7~9月
ゴーヤによる日陰と水分蒸発(気化熱)を利用して、緑のカーテンが作ると節電効果の期待できる沖縄の健康野菜。加熱してもビタミンが失われにくい。「ブランド」多収穫品種。「白ゴーヤ」もおすすめ。あのキレイさには圧巻
ミニメロン
形態:ポット苗(6月上旬まで)
いつ収穫できる?:約2ヵ月~2ヶ月半後
収穫期:開花後40~45日(およそ8~9月頃)
庭や畑の家庭菜園では空中栽培も可能な「ころたん」がお勧め!しかもネットメロンである。
通常のメロンと違って、一株から沢山穫れる。甘さを求めるなら摘果して収穫数を減らす工夫する。
スイカ(小玉)
形態:ポット苗(6月上旬まで)
いつ収穫できる?:受粉後、小玉なら約35日
コンテナや狭い畑なら小玉スイカがお勧め。
トウガン
(写真準備中)
形態:ポット苗(6月上旬まで)
いつ収穫できる?:約2ヵ月程
収穫時期:7月中旬頃から9月中旬
カロリーも低く、実に水分が95%含まれているトウガンは、煮物にして冷やして食べても旨い。栽培容易ではあるが、庭での家庭菜園では栽培面積をとるので狭い菜園だと少々難しい。
マクワウリ
(写真準備中)
形態:ポット苗(6月上旬まで)
いつ収穫できる?:約2ヵ月~2ヶ月半後
収穫期:8月(~9月)
野菜というよりフルーツに近く甘い。味はメロンに似ている。フルーツを育ててみたいと思う方に非常にお勧めな野菜。おすそ分けしても喜ばれる。
ナス科
トマト(ミニ・中玉・大玉)
形態:挿し木・ポット苗
いつ収穫できる?:植え付け約2ヵ月後
収穫期:6月に苗の定植すると8月~秋
4・5月に定植したトマトの脇芽を挿し木して育てられる。その場合、発根するまで水管理が必要。
ピーマン
形態:ポット苗
いつ収穫できる?:約1ヵ月後
収穫期:7月~10月
初心者にも簡単につくれる野菜。失敗しにくい品種は「京みどり」。この品種は実は小さめだが、次々と成る為、豊産である。
アオイ科
オクラ
形態:ポット苗(6月上旬辺りまで)
いつ収穫できる?:2ヵ月以降
収穫期:7~10月
3本たちのまま定植して間引かない。一本より三本立てを勧める理由は、草丈も低くなる収穫しやすい他、実も硬くなりにくい為。1本たちだと終わり頃の収穫は脚立が必要になることも。
モロヘイヤ
(写真準備中)
形態:ポット苗
いつ収穫できる?:約1ヵ月~1ヵ月半
収穫期:7~10月
夏の暑い時でも収穫できる葉菜野菜。刻むとぬめりがある。花には毒性がある為絶対に食用しない。
セリ科
パセリ
(写真準備中)
形態:種・ポット苗
いつ収穫できる?:種まき後約二ヵ月半後~晩秋まで
乾燥を防ぐ目的でナスの周りに植えても良い。栄養価も高く半日陰でも育てられる。
3寸ニンジン
形態:種
収穫期:5寸人参は6月下旬から種まき。
3寸人参は6月まきするなら8・9月以降に収穫可。
シソ科
青ジソ
形態:ポット苗
収穫期:6~7月
日当たり良い場所でも日陰でも育てられる。コスパが良い。袋栽培、プランター栽培可。
キク科
ベビーレタス
形態:種
収穫期:(6~)8月上・中旬頃まで
半日陰でも栽培可能。ミックス種を購入すると、彩りがきれい。約15cmになったものから食べる分だけカットして収穫する。好光性種子なので覆土はごく薄くする。
ゴマ科
ゴマ(白ごま・黒ごま・金ごま)
形態:種
いつ収穫できるか?:約3ヵ月~4ヶ月後
収穫期:9月中~10月上旬
栽培容易な野菜。草丈が1.5cm以上にはなるので支柱等の支えが必要。花はキレイ。
アブラナ科
※アブラナ科野菜は害虫被害に遭いやすいので、防虫ネットでの対策が必須です。
ターツァイ
(写真準備中)
形態:種
収穫期:夏と秋は種まき35日後辺りから収穫
夏秋は草丈10cm強程で収穫。9月頃まで種まき可能。
ヒユ科
オカヒジキ
形態:種(6月中旬頃まで播種可)
いつ収穫できるか?:約1ヵ月半~2ヶ月後
収穫期:7~8月上旬
食用部分は、若くてやわらかい葉や茎。コンパクトに育てる為にこまめの収穫が必要。
キク科
ミニゴボウ(サラダゴボウ)
形態:種
いつ収穫できるか?:種まきから約4~5ヵ月後(品種にもよる)
一般的なゴボウと違って短く、約30~40cm程で収穫するので収穫しやすい。株間10~15cm程で省スペースで作れるのも魅力の一つ。サカタのタネの「ダイエット」は株間3~5cmでも良い。
金時草(キンジソウ)
形態:ポット苗
いつ収穫できるか?:約1ヵ月半
収穫期:7~10月
葉をお浸しなどにして食用する。紫色の葉が鑑賞しても楽しめるが、茹でると葉が紫から緑に変わる。熱帯アジア原産の暑さに強い野菜。
以上、6月に植えられる野菜の一覧でした。菜園計画にお役立てください。