自宅の庭ではじめて家庭菜園をやろうと思って、まずこう思いませんか?
最初から広くした方が後々楽になるのでは?野菜も沢山収穫出来るしいんじゃない?
つい欲張って広くしたくなる気持ちよくわかります。
けど初めての方ならば、特に広すぎるのはよくありません。
なぜでしょうか?
その理由を含めながら、畑栽培歴約8年の管理人がどれだけの広さで家庭菜園をつくればよいのかまとめました。
家庭菜園の広さはどのくらい必要?
はじめて野菜作りをされるなら、「2~3畳」の省スペースの面積で始めることをお勧めします。大体一坪前後ということです。もちろん1畳でも構いません。
管理人も当初は、3畳程度でした。それまでに野菜をプランターで栽培してきた経験もありましたし、園芸業界でも従事していたので経験はありました。レンタル農園、貸農園より狭いスペースでのスタートです。
庭のサイズに合わせる為もありますが、他にも理由があります。
では、なぜ最初から大きくしなかったのでしょうか?
広すぎてもダメな理由
ここでのポイントは「管理できるか?」ということです。
かかる時間の問題
家庭菜園を始めるには労力と時間が必要です。
準備や手入れ、収穫といった作業があり、それには時間もかかります。面積を広くするとその分に作業時間が増えます。
特に初心者の方の場合ですと、何事も一から始めるので悩んだり調べたりする時間も増えるわけですから、一層時間はかかります。
野菜がよく育つ季節になるのと比例して、雑草の生長スピードも速くなりますから草取りも必要となりますし、夏になると収穫は毎日です。ピーク時だと朝夕と二回することもあります。
ですから、菜園作業に週1~2回しか時間が取れない方だと管理しきれなくなります。
費用(お金)の問題
広くすると培養土や肥料、水道代にかかる費用も増加します。
一坪(約二畳)増やすだけで、10cm分の厚みの培養土を入れるには、容量25Lの培養土袋で約13袋分ものの土が必要となってきます。
例えば、カインズで野菜の培養土25Lが498円で販売されています。13袋購入するとなると6474円分の金額が初期費用として増えるわけですね。
面積に応じての土の必要量の計算式は以下の別記事で書いています。
以上の二つのことを踏まえると、2・3年目以降と慣れてきたら面積を徐々に広くしていく方が楽だといえます。
ただし、以下の方や野菜を作りたいと考えておられるなら、畑の規模を少し広げても良いかと思います。草取りに時間はとられますが。
・毎日、野菜づくり作業を行える方
・長期栽培になる野菜(玉ねぎ、サツマイモ、長芋等)を植える場合。
・日陰になる北側の庭で、半陰性植物の野菜(ミョウガやミツバ等)を植えたい場合。
>>・日陰でも育つ野菜の種類は?北側の庭や畑で家庭菜園が出来る!(記事)
こうすれば良かったと反省!!家庭菜園の広さや幅において
実際、家庭菜園をしてみて広さや幅において思う事は何でしょうか?
黒マルチの幅や支柱の長さの合わせても、菜園スペースをつくっても無駄になることがなく良いと感じました。
マルチは地温を上げる効果がある為、野菜の生育促進につながりますし、雑草予防にも有効ですが、管理人の中途半端な畑のせいで、余ったり、重なったりとムダになることもしばしばありました。
一般的に黒マルチは950・1350mmの幅があります。
支柱の長さは750・900・1200・1500・1800・2100mmとあります。
追記:管理人の畑もやぐら型の支柱を立てて横にも補強したかった為、1800mmの幅の合わせて拡張しました。お子様がいるご家庭はもちろん作業する人がケガをしないようにすることも大切です。
他にも防虫ネットに合わせても良いかと思います。
防虫ネットは、家庭菜園の天敵、農薬にあまり頼りたくないと思っておられるなら尚のこと防除ネットが必要です。
菜園スペースに防虫ネットを被せた状態のトンネルを二列並べた状態で置くなら両側から作業出来ます。
といっても、トンネルハウスや防虫ネットのサイズのことまで考慮するとなると難しいので、支柱やマルチの幅辺りで留めておくと無難です。トンネルの幅は自由に変えられますから。
以上、庭で行う家庭菜園の広さや幅の記事でした。
広さを決めたら、早速畑作りのスタートですね。
その前に、庭で家庭菜園を始める場所は決まりましたか?