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日陰でも育つ野菜は?家庭菜園が北側の庭や畑で出来る!

日陰で育つ野菜

建物やフェンスの影に隠れてどうしても日陰になってしまう畑や庭のスペースってありますよね。ベランダ菜園も同様です。最近では、太陽光発電の付近の日陰にもなりうる場所で野菜を育てている方も見受けられます。

そのようなデッドスペースとなる場所に植えられる「日陰で育つ野菜」はあるのでしょうか?

結論>

「あります!!日陰だからこそ、美味しくなる野菜だってあるんです。」

管理人も庭の北側で野菜を育てている一人です。

・秋から冬は、朝から晩までずっと日陰な状態。

・春から夏は、朝から晩まで冬より明るい日陰な状態(もしかしたら背の高い野菜は朝日か西日のみが当たっている)。

つまり野菜にとって一番肝心な時でさえ、日陰な場所いう庭でも野菜を育てています。

そのような環境下でも毎年収穫出来ています。こぼれ種で増えるので山菜取りしているような気分で楽しいです。そしてその場所はほとんど耕しておらず、ほったらかし状態でも育っています。つまり育て方が簡単な野菜ともいえるのでしょうかね。

そのような日当たりの悪い場所『半日陰~明るい日陰』で育つ主役級の野菜を紹介します。

日陰や半日陰でも育つ野菜は?

完全な日陰から木漏れ日がさすような明るい日陰・半日陰で育つ野菜を収穫部位ごとにまとめてみました。料理に重宝する野菜が結構入っている印象を受けます。一部、山菜等も含みます。

を収穫する野菜:ミツバ(三つ葉)・ニラ・クレソン・金時草・青シソ(大葉)・コマツナ(小松菜)・ホウレンソウ・玉レタス・ベビーリーフ・リーフレタス・サニーレタス・サラダ菜・シュンギク(春菊)・パセリ・ネギ・セロリ・スープセロリ・ワラビ・フキ・サンショウ・畑ワサビ・ヨモギ

を収穫する野菜:カブ・ショウガ・ジャガイモ・サトイモ(里芋)・畑ワサビ

を収穫する野菜:ミョウガ

鱗茎(りんけい)を収穫する野菜:アスパラガス・ラッキョウ・アサツキ

他にチャイブ・ミントなどのハーブ類もあります。イチゴも大丈夫と書かれていることが多いですが、私的な考えとしては夏場の管理で暑さ対策の為に置くことはありますが、日当たりの良い場所の方がいいのではと思ったのであえて書きませんでした。追加するのは試してみてからとなります。

調べるとキャベツ・ハクサイ・ブロッコリーも半日陰で収穫できたという実例もチラホラありましたが、これもまた試してみてからですね。

日陰で育つ野菜があるのはなぜ?

野菜の中には陽性植物・半陰性植・陰性植物と三つに分類されています。

陽性植物とは?

日当たりのよい環境下を好み、6時間以上は太陽の光に照らす必要がある植物です。

春植え野菜(夏野菜)であるトマト・キュウリ・ナス・オクラ・ピーマン・カボチャ・サツマイモ・エンドウマメ・大豆・インゲンマメ・トウモロコシ・トウガラシ、秋植えのダイコン等ほとんどの野菜はこの陽性植物に当たります。

失敗談有り

他の植物の陰になる場所でナスとピーマンを初期から育てましたが、ひょろっとした貧弱な株になり、実付も非常に悪い結果となりました。

半陰性植物とは?

木漏れ日のように太陽の日差しが漏れてるような明るい日陰の環境下で育ちます。午前中といった半日は太陽に照らされることを好みます。

半陰性植物には、コマツナ・ホウレンソウ・サラダ菜・レタス類・パセリ・シュンギク・ネギ・カブ・ショウガ・ジャガイモ・サトイモ等があります。

陰性植物とは?

弱い光で育ち、半日陰や日陰での生育環境を好む植物のことをいいます。実際直射日光に照らさなくても育つ野菜はあります。(経験談)

一日中日差しが全く日が当たらない場合は、陰性植物で栽培すると収穫が可能ということですね。

陰性植物には、三つ葉・ニラ・セリ・青シソ・クレソン・フキ・ミョウガが含まれます。

このように植物によって好む日照時間は違うんです。日光のない日当たりの悪い場所なら半陰性か陰性植物を選んで育てると良いということになりますね。

日陰の中で育つ野菜の良い点・悪い点は?

上で挙げたリストの内、日陰や日当たりの良い場所の両方で栽培出来る野菜もあります。それらの野菜は光の当たる場所の方が生育が良いですが、わざと日陰で育てることもあります。その理由はなんでしょうか?メリットの方で書かさせてもらいます。

メリット

日当たりでも育つ野菜の中には、葉がかたくなって食感が悪くなるものがあります。それらの野菜を日陰で育てるなら、葉が柔らかくなり美味しくなります。(三つ葉・青ジソ・ニラ等)

プランターの場合、水やりの回数が少なく済みます。秋植えの場合は、野菜によっては水をほとんどあげなくても良くなります。

地植えでは、年に数回程の水やりで良い場合もあります。管理人の庭では、種まきしたばかりの時や植えたてで根が活着していない状態時以外はほぼあげていません。

デメリット

日当たりの良い場所に比べて成長スピードはゆっくりです。(日陰を好む陰性植物を除く。)

日光があたり光合成によって葉の色が良くなるので、色素が薄くなったり、収穫量が減る可能性もあります。

北の庭は蚊が来やすい為、夏場は蚊よけグッズが必須です。

ナメクジが好む野菜を植えると被害に遭います。これに関しては日当たりの良い場所でも同じですね。

>>・ナメクジの駆除と退治方法は?(記事)

>>・ナメクジ駆除剤おすすめ!野菜や畑に使えるのは?(記事)

実際に【日陰でも育つ!】と確認できた野菜は?

管理人が北側の庭での栽培経験(中間地)を元に執筆しています。

ミツバ(三つ葉)

日陰の北の庭で育つ野菜の三つ葉を栽培

セリ科|陰性植物

<種まき時期>

冷涼地:5~6月・9月

中間地:4~6月・9月

暖地:3月中旬~6月・9月 

<発芽適温>

20℃~25℃

<収穫期>

秋~春

<日陰で育てると良い理由>

三つ葉は茶わん蒸しやお吸い物の料理に使われることが多いです。その為シャキシャキ感というよりは柔らかい葉の方が好まれるかと思います。半日陰~日陰で植えると、柔らかい三つ葉を収穫することが出来ます。栽培当初は日当たりの良い場所で三つ葉を植えましたが、葉が硬く美味しいとはいえませんでした。まさに日陰に適した野菜ですね。しかも日当たりが悪くても育ちます。

好光性種子なのでこぼれ種で勝手に生えてくきます。毎年新しい株として収穫出来ています。他の野菜の収穫が少ない秋時期に重宝します。

 >>・好光性種子と嫌光性種子とは?花と野菜の一覧(記事)

こぼれた種を放置し過ぎると北の庭一面が三つ葉の芝生状態になります。これまた見事なものです。

日差しの当たらない場所でもすごい生存力ですね。もちろん抜いた三つ葉は美味しくいただけます。

日当たりの悪い場所で育つ三つ葉が芝生状態

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ニラ

日陰の庭で毎年育つニラ

ヒガンバナ科|陰性植物

<種まき時期>

3月(地域によっては3~4月)・9月

<発芽適温>

20℃前後

<収穫期>

植えてから、葉が伸びてきたら切り取り収穫する

株がしっかりしてくる1年後なら、年中収穫可能

<日陰で育てると良い理由>

ニラは畑の隅っこで栽培した方が野菜の一つです。増えすぎるからです。管理人もメインの畑には植えず、北側の場所で地植えで育てています。写真を見ますとシダ植物と一緒に育っていることからも分かるのではないでしょうか?

ニラも三つ葉と同じで、日陰で栽培した方が柔らかく美味しいのです。

昔、日当たりの良い場所で育てていましたが、分厚く幅もある丈夫な葉に成長しました。ですが家に野菜嫌いな子がおりまして、元気に育ったニラを全く食べてくれませんでした。

「食べてくれなければ意味がない!」と思い、北側のほぼ日陰状態の場所で栽培することにしました。加えて、密植させて葉を細くやわらかくできないかと思い試してみたところ、その子が珍しくおかわりする程美味しいニラが収穫できるようになりました。

欠点と言えば密植し過ぎると草姿は悪くなりますが、家庭菜園ですので問題ないと考えています。やっぱり家族に食べてもらいたいですからね。

密植栽培は収穫時の束にして持ってザクっとハサミで切るだけで手軽に収穫もできます。それに柔らかい葉の方が、サッと炒め物やスープにも使えるので便利かと思われます。

デメリットに書かさせてもらったように、日当たりの良いニラと比べて、成長スピードは落ちます。

これもまた、こぼれ種で毎年収穫できる便利な野菜の一つです。

毎年(特に一年目は)こぼれ種で増やすことを心がけるようにすると、葉の本数が増えて、沢山収穫出来るようになります。

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ミョウガ(茗荷)

日陰で育つ野菜のミョウガ

ショウガ科|陰性植物

<植え付け時期>

3~4月

<収穫期>

初夏~秋

<日陰で育てると良い理由>

地植え向きの野菜ではありますが、ミョウガは日陰で育つ野菜です。野菜栽培の本には日陰でも育つと記載されているものもありますが、西日か朝日に当たって、葉焼けを起こさせたことがあります。ですので北側であっても、わざわざシェード(寒冷紗)をかけて、きちんとした日陰栽培を行っています。

スーパでは3つ入って一パックが良いお値段で販売されていますが、それ以上に豊富に収穫出来ますよ。

一般家庭の普通の庭でも簡単に収穫できます。まるで山菜採りしているかのようです。

ミョウガは多年草で冬は地上部は枯れますが地下茎は生きているので、毎年収穫可能です。

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小カブ(白カブ)

日陰で育つ野菜の小カブを栽培

アブラナ科|半陰性植物

<種まき時期>

(サカタのタネの金町小かぶの場合)

冷涼地:4月下~6月・8月~9月上旬

温暖地:3月中~6月上旬・8月下~10月中旬

暖地:3月~4月・9月中~10月中旬

(タキイ種苗の時無小蕪の場合)

冷涼地:7月上~8月上旬

中間地・暖地:3月中~5月・8月下~10月中旬

<発芽適温>

20~25℃

<収穫期>

播種時期によって異なる

<日陰で育てると良い理由>

カブは半陰性植物なので、他の野菜のちょっとした隙間に植えると便利です。そうすればスペースを有効活用できます。種類は小カブがおすすめです。半陰性植物ですが、栽培適温であれば一日中明るい日陰で収穫は出来ました。

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青しそ(大葉)

5月~6月の日陰で青ジソを栽培できる

シソ科|陰性植物

<種まき時期>

4~5月

<発芽適温>

20~25℃

<植え付け時期>

5~7月

早く収穫したい方は苗を購入することをお勧めします。

<収穫期>

5月以降の苗の植え付けでは、初夏

種まきの時期に応じて、初夏~7(8)月

<日陰で育てると良い理由>

経験上、青シソは日当たりの良い場所でも育ちます。でも美味しさを求めるなら北側に明るい日陰で植えた方が柔らかい葉が収穫できます。

日当たりの良い場所で植えると葉が固くなり、ザラザラ?ボソボソとした食感になります。薬味の生食用としては少し美味しさ半減するかと思います。暑い時期ですからさっぱりとしたものを食したいわけです。そこでそうめんやうどんと混ぜて食べることも多いかと。つるっとしたものにボソっとしたものは、あまり相性は良くありませんね。

一日中日陰でも発芽する?

適期時期ならきちんと発芽します。

2021年の気候で4月下旬以降に種まきし、発芽から収穫に至ることまで確認しています(下の写真参考)。ただし成長スピードが日照時間が長い場所より、遅いので大きくなるまで少々待つ必要があります。収穫は、気温が上がってくると、グッと大きく成長するタイミングがあるのでそれ以降です。およそ6月下旬から7月頃以降でしょうか。

余談ですが、種まき3月でも発芽はしましたが、4月に播種したものと生育スピードはそんなに変わりませんでした。ですから、あえて早蒔きしなくても良いと思います。実際、野菜苗の生産者の大半は3月には蒔いておりません。

 

撮影日:7月25日

4月の終わり頃に直播で筋まきしたものです。もちろん最初から日陰の環境下です。

間引きや摘芯を怠っていますが、手の平サイズ以上の巨大葉を収穫出来ました。

写真では小さく見えますが。背丈が腰当たりまで成長した為に頂芽付近は西日が当たっています。

カメラの特性上、葉が黄緑色になっていますが実際の色は店で販売されているような葉色です。

収穫は、風通り良くする為に内側からの摘み取っていいます。

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リーフレタス(サニーレタス)

キク科|半陰性植物

<種まき時期>

3月~6月・8月下旬~10月

<生育・発芽適温>

15~20℃

<まき時期>

4月~5月・10月~11月

<収穫期>

播種時期によって異なる

<メモ>

一日中、日当たりの悪い場所で多収穫を目指すなら、ベビーリーフとして育てることが出来ます。

 ⇒・サニーレタスの育て方【日陰で栽培する方法】(記事)

他には、南側の庭の畑ですが、建物や他の野菜によって日陰になってしまう場所(数時間しか日が当たらない場所)に植えてもよく育ちます。下の写真は、ブロッコリーの株と株の間の植えたリーフレタスです。混植ならぬ、隙き間植えですね。

レタスというとサラダのイメージがありますが、葉かきとり収穫して、手巻き寿司の具にしても相性が良いです。

管理人はミックス(混合)の種をまいています。

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パセリ

春~秋にかけて、北側の玄関先で栽培できました。野菜の寄せ植えにしたりとプランターでも育てられるので借家やアパート暮らしの方でも栽培可能なハーブ(野菜)です。

栄養価も高く、鉄分、カリウム、ビタミンCが豊富です。

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春蒔きのホウレンソウ

ヒユ科|半陰性植物

半陰性ですので一日3時間だけ光が当たる半日陰や野菜の陰になる場所ならわかりますが、一日中、日の当たらない(光が少ない)場所で、種から育つのか実験してみました。

タネまき日3月14日

種は西洋ほうれん草で、種袋の裏面の適期シーズンに播種しています。

発芽確認日:3月28日

二週間後、きちんと発芽しました。

余談ですが、菜園スペースを囲ってなかった為にガス屋か誰かに踏みつぶされていたことに気がつきました。足跡がくっきりとね。

足踏みはよく発芽させる為に用いる技(正確には鎮圧させるとよく発芽します。)ですから、発芽に関しては問題ありませんでしたが、畑の仕切りや囲いの重要性を実感させられた経験でした。

 >>・【10選】庭の畑づくりにかかせない囲いと仕切り(記事)

撮影日:5月15日の様子

徒長気味ですし、生育スピードも日当たりの良い場所に比べてゆっくりですが、着々と大きくなっていっています。完全に間引きし忘れていますね。

環境は写真のように畑というか庭の一画で、石はあるし、雑草も生えているし割とほったからかし気味ではあります。肥料以外は自然農法に近いです。

その後は、収穫し忘れて、花が咲いてしまいました。

栽培してみて気づくことは、やはり春蒔き用の品種を購入すること!です。

秋まきのホウレンソウでは株が出来ないままトウ立ちします。

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原木しいたけ

シイタケは野菜ではありませんが、野菜同様に食物繊維の多いきのこですね。収穫は、夏と厳寒期以外ならいけるそうです。

なぜシイタケが出てきたかというと、シイタケは、日光が当たらない日陰で栽培しなければならないからです。

栽培管理も簡単ですし、ホームセンターでホダ木を購入すれば、すぐに栽培が始められます。ちなみにホダ木は11月頃から出始めます。こちらの記事に詳しく書いています↓

 

>>・原木シイタケ栽培(完熟ホダ木)(記事)

このように諦めていた環境下でもその場所に適しているなら十分育つことがわかります。

ベランダや北側の庭スペース等今あるデッドスペースを有効活用するなら、野菜の値段が高騰した時にも助かりますね。加えて、スーパーに行く頻度も減りますから、節約にもつながります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は庭の畑の連作障害で頭を抱えている一人。他にも畑を借りてやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

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