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ネコブセンチュウの対策と防除は?大量発生した畑で試したこと

ネコブセンチュウの対策

畑の面積が限られている方にとって、上手く輪作することは難しいですよね。キュウリ等背丈が高い野菜は固定されてしまうので、連作は付きものだといえるかもしれません。

管理人も連作障害の一つ、ネコブセンチュウで悩まされている一人です。しかも大量発生させてしまいました。写真のように強健なゴーヤにまで被害にあっています。

そのような訳で、現在も試行錯誤しながら対策方法を色々と試しています。

そこで本記事では、ネコブセンチュウの防除と対策を実践してみた方法や結果をお伝えしたいと思います。

ネコブセンチュウとは?【対策する前に】

ネコブセンチュウ(線虫)は、約0.4mmと細長く、肉眼で確認することは難しい生物です。最も活発化する時期は6~10月です。ちょうど夏野菜のシーズンですね。根に寄生して養分を吸うことによって生きます。

根に幾つもコブがつくる為、植物が根からの養分や水分を吸収が上手く出来ず、成長を妨げてしまいます。野菜によっては成長できず、しおれたり枯死する原因ともなっています。

ネコブセンチュウにやられているかどうかは、上の写真のように、葉菜類や根菜類等の間引きした根の状態からも早期に発見できます。

ネコブセンチュウが大量発生!実際に試した対策と防除

過去にネコブセンチュウが大量に発生してしまった時に実験程度に試したことから効果のあったものまで書いていきたいと思います。

対策①マリーゴールドを植える

マリーゴールドはネコブセンチュウの対抗植物であり、根には殺線虫の成分が含まれる為、根に侵入したセンチュウを殺す働きがあります。

他に、対抗植物は、クロタラリタ(マメ科)・ギニアグラス(イネ科)等があります。植物によって効果は異なりますが、この二つは侵入したセンチュウの発育を阻害する働きがあるといわれています。

それでまず始めにネコブセンチュウの大量に発生後にキュウリの近くにフレンチマリーゴールドを2~3本程度植えてみました。線虫被害に気付いてから対処方法を調べる方もおられると思ったので、実験程度にですね。本来なら同時定植が良いと思われます。

<結果>

遅かったことと少量だったということで効果はあまりみられませんでした。やはり中途半端は良くないということですね。

次回は、野菜の定植時期に合わせて、思いっきりマリーゴールドの数を増やして効果を検証していきたいと思います。もはや花畑のようにですね。そして時期は最も活発化する時期に合わせて100日程は植えておくようにします。品種は根の張り方が良いもの方がいいわけですから、アフリカントールやセンチュウ駆除用グランドコントロールで試していきたいと思います。フレンチやボナンザより根の張りが良い品種です。

対策②ヤサキの菌の黒汁®をいれてみる

次に管理人が試したものは、③土壌に善玉菌を入れることでした。これはよく言われていることですね。でも自分の目でも見たかったのです。それで手軽に試すことができるヤサキの「菌の黒汁」を入れてみることにしました。実際、これは効果ありました

ヤサキの「菌の黒汁」の記事はこちらに詳しく書いてあります。

>>・菌の黒汁を連作障害が出たので実際に試してみました。(記事)


そして、菌の黒汁の微生物も生き物ですから、餌が必要ですよね。

対策③有機物を入れ続ける

有機物には、腐葉土や堆肥、米ぬかボカシ肥料等がありますね。

微生物の餌となる有機物を土壌内に入れることに力を注ぐことはやはり賢明だと思います。単に入れるだけでなく、入れ続けることですね。大量に入れた時は線虫被害も割とおさまった記憶があります。

土壌が良くなり、植物が根の張りがよくなる団粒構造の土にする為にも欠かせません。一般的によく言う「ふかふかの土」ってことでしょうか。土が良いと植物も元気です。

管理人は、臭いやC/N比等も考慮に入れ、牛糞堆肥を入れています。

またコンポストで生ゴミから堆肥づくりを行っています。収穫した時にでる葉や、家庭で出る生ごみ(野菜のくずや炊いてカチカチになって残ったご飯)を減らし、節約も兼ねて、有機物を入れ続けることが出来ます。

コンポストつくりに畑のスペースに余裕がない場合は、プランターでも行うことも出来ます。

対策④ 農薬を使用する

間引き菜にも被害を受け、線虫被害の許容範囲を超えてしまっていた為、ネマトリンエース粒剤を春と秋の年二回まくことにしました。線虫を根絶させることは難しいですが、農薬が一番被害を抑えられます。しかし、収穫し終わった野菜の根を見るとコブだらけです。すごい増殖スピードですね。使用量も少量しかまかなかったので、そういった原因があるかもしれません。

対策⑤食べた蟹殻を埋める

線虫が優位になっているってことですね。ということで、有用な他の菌や放線菌を増やすことで線虫を抑えようという目論見です。

行なったことは、食べた蟹殻を細かく刻み、乾燥させたものを偏りなく畑のあらゆる場所に埋めました。もちろん、市販品のカニ殻でも大丈夫です。

緩効性かと思うので、結果がまた出次第、追記します。


以上が実際に試したことでした。

今後行う予定ですと、トウモロコシを育てて、実以外の部分を株間にすき込んでいきたいと思います。農薬を一旦とめて、実験としてマリーゴールドを満遍なく植えて様子を見ることにします。

また随時追加していきます。

トウモロコシの葉がなぜ良いのかは下記の記事で少し書いてあります。

>>・連作障害の原因と対策(記事)

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は庭の畑の連作障害で頭を抱えている一人。他にも畑を借りてやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

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