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【強度有り】誘引紐を100均一で自作する!きゅうりネットの代用にも

誘引紐を100均一で自作する!ゅうりネットの代用にも使える

本記事で取り上げているのは、誘引の作業効率がグンと良くなる「主枝を巻いて誘引する(吊るし誘引に近い)」タイプの誘引紐です。

誘引といえば一般的には8の字で誘引ですね。その紐に使う場合は、麻紐の方が 畑にそのまま残しても分解されるので環境に良いのでその方がいいんですが、 結ぶのに時間がかかったりしませんか? 一つ二つと少量ならいいんですが、沢山増えるとその分手間と時間がかかります。暑い中での作業は大変ですよね。

そこを解消する為に、吊り下げ式のクリップタイプや巻いて誘引するやり方を採用されている農家さんは多いと思います。

家庭菜園においても同じです。

今回紹介する誘引紐はこんな方にお勧め!

  • 初期に多少時間はかかるが 、誘因作業を楽したい !
  • トマトやキュウリ等の夏野菜で使いたい!
  • 市販の誘引紐では高いと思われている方
  • 荷造り紐(PPテープ)より強度の強い紐が作りたい
  • 風でビニール騒音がするのは勘弁してほしい

それでは、話を進めたいと思います。

誘引紐を自作する上で考慮すること

やはり「強度」ですね。

主枝を巻いて誘引する場合、紐の強度がある程度はないと不安ですよね。もちろん、麻ひもはちぎれやすいので不向きです。

だとすると、市販の誘引紐でも使えます。 (誘引する為に作られたシルバー色のヒモです。)

次に「価格」です。

市販の誘引紐 をしようするとなると割高になります。

では、 100均一 の荷造り紐 (PPテープ) だとどうだろうか?

実際に広げてみると薄く、幅も狭い。なので、強度的に頼りなく感じます。

他に最適な物はないか色々と調べていたところ、良い本に出会いました。

それは、 こちらの福田俊氏監修の

「市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本」です。Amazonで購入可。


市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本

その本の中で福田俊氏が紹介する誘引紐の作り方が、強度がありそうで非常に気に入ったので参考にして作ってみることにしました。

誘引紐に限らず、育てる野菜の種類を増やすためにあれこれ工夫されている方にとっても、非常に参考になる本です。

誘引紐の自作に必要な物は?

まず用意するものは次の通りです。

<準備する物>

・ビニール製平テープ⇒100均一・ホームセンターで購入可能。

・インパクトドライバー⇒安物で十分。

・クリップ又は強度のある洗濯バサミ

・平テープを固定する土台、又は棒

<ビニール製平テープの色について>

平テープは様々なカラーで販売されていますね。畑自体をあまり目立たせたくないのであれば、平テープは白色が良いかと思います。

赤色で作ると少々目立ちます。白色でも珍しさに地元の農作業されている男性が集まって、畑の前で井戸端会議をされていましたけど・・・。

黄色は虫を引き寄せる色なのでやめておいた方が無難かと。

誘引紐を100均一の平テープで自作する【作り方】

<誘引紐の作り方>

まずは完成品写真を見て、イメージをつけてください。後日、紐単体の画像も載せます。

誘引紐を自作した完成品

写真はホームセンターで購入した平テープを使用していますが、100均一のテープも作れることを実証済。

① 平テープを設置

棒に平テープの芯を入れて固定します。この時、芯がトイレットペーパーのように回転しなくても作れます。

誘引紐を100均一で自作する

② 平テープを引っ張って伸ばす

平テープを①の絵のように、出来る限り引っ張って伸ばします。

伸ばす長さは、長ければ長い程ながーい誘引紐が作れます。

もし室内で作るなら、壁際に固定して壁から壁へと長い距離を確保します。割と室内で行った方が部屋も温かく、風も吹いていないので楽なような気がします。外で作業するか部屋でするかはお好みで。

③ インパクトドライバーの先に平テープを固定する

誘引紐をインパクトドライバーで固定

インパクトドライバーの先に平テープを強力クリップで固定します。アタッチメントの部分ですね。

強度が弱いクリップや洗濯バサミのだと外れやすいので注意が必要です。

今回は、支柱関連の売り場にある園芸用ステンレスクリップを使用。値段は貼りますが錆びにくくて丈夫、尚且他の用途としてビニールトンネル等の固定に使えて便利です。

ステンレスクリップ >>Amazonで見る

④ インパクトドライバーを起動させる

インパクトドライバーを動かします。そうするとクルクルと回りながらねじれていき、細い紐になっていきます。

回す時間は長さにもよりますが、1分弱程度。風になびいて音がならない細さになったら、止めます。

出来た文だけをハサミでカットします。

⑤ ①~④の工程をひたすら繰り返して何本も作る

①~④の工程を繰り返して沢山作れたら、結び合わせて長い紐にしていきます。

完成したら、完成品写真のようにラップの芯等に巻きつけることをお勧めします。そうすると絡まることなく、今後の作業効率アップになります。

ちなみに下記の巻き方だと絡まりました。

<NG例>

完成した誘引紐を使ってみる

早速、畑に向かい準備開始です。

① 支柱を立てる

支柱をまず下の図のように立てます。支柱と支柱同士をくっつける場合、クロスバンドで固定するときちんと固定することが出来ます。その場合、必ず軍手をはめて怪我防止に努めます。

管理人は幅1.7~1.8メートル幅に支柱を三本、等間隔に立てました。畑の大きさによって間隔は変更できます。間隔があまりにも空き過ぎて立てると、今度は強度的に支障が出てくるので、ほどほどに。

支柱:直径2cm(20mm) 長さ:210~240cmを使用。

横向きの支柱は、多少細くても良いと思います。同じ太さでも下のサイズのクロスバンドなら、はめられました。

支柱の立て方

② ヒモを支柱にくくりつける

支柱が立て終わったら、誘引紐をくくりつけていきます。

植える予定の株の本数分のV字を作りながら、WWWとなるようにジクザクにくくりつけます。

キュウリやゴーヤ等のツル性の野菜はジクザクを細かくしてV字が多くなるようにします。

支柱の立て方
(イラスト参考元:「市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本 」/学研プラス出版)

土が深く挿すことが出来ず、ぐらつく場合は、下の絵のように補強します。強度抜群なので台風対策にも効果的です。いわゆる「やぐら型」ですね。

支柱の立て方例

野菜を誘引するやり方は?

野菜の茎やつるを時計回り(右回り)に巻いていきます。

この時の注意点は、基本中の基本ですが茎を無理に曲げて折らないことです。

雨降り後等伸びやすい時期や脇芽の手入れ時に合わせて誘引作業します。

誘引紐の誘引方法
誘引紐の誘引方法

誘引紐を自作して1シーズン使ってみた感想

キュウリネットと言えば、四角い網目状のネットを想像される方が大半かと思いますが、自作した誘引ヒモでV字にしてもキュウリの誘引として使えました。つる性植物なのでV字を多くしています。

V字ではなく、何本かの横線のみでも可能です。

同じつる性の野菜、ミニカボチャやゴーヤにも使用することを確認済です。ミニカボチャは豊作だと重みでずりやすいので少々誘引箇所を多めにする必要はありました。

きゅうりネットの代用

他にもミニトマト、ナスの夏野菜の誘引として使うことが出来ました。

強度的にも申し分ありません。

メリット

そして一番のメリットは、

栽培期間中の負担が減らせます!これは時短になります。一番忙しいのは、栽培期間中ですからね。

その期間に誘引が従来の8の字より短時間で終わります。また蚊との格闘も減らせます。

撤去時も、役目を終えた野菜からスルッと取れます。巻いて誘引しているだけで結んでいないからですね。

デメリット

逆にデメリットは、準備に手間と時間がかかることです。コツコツと単純作業が不向きな方、飽き性な方は少し負担になるかもしれません。

野菜を植える前だからか気持ち的に焦る気持ちがありますからね。対策として、紐作りは冬から早春にかけてゆとりのある期間にまとめて作っておく必要があると感じました。作り過ぎなぐらいがちょうど良いです。

支柱を立てるのも通常より時間がややかかります。

ヒモの再利用は可能?

実際に作って1シーズン使ってみましたが、見た目は劣化しておらず再利用が可能なように思えます。

秋時期のエンドウマメ等の紐としても使えます。来春用として、これから試していきたいと思います。

もし太陽光線や長期保存による経年劣化が気になる方は、段ボール等の資源ごみの縛る紐、荷造り紐として十分に使えます。

この記事で紹介した本「市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本」は、個人的に気に入っています。特に、今より育てる野菜の品目数を増やしたい方、レンタル農園や限られた場所で家庭菜園(庭の畑等)をされている方にとって、一度読んで見る価値のある本だと思います。また固定概念を外し、発想を柔軟する点で役立つかと思います。

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は、庭の畑で連作障害に頭を抱えている一人。庭以外にも35坪以上はある畑で野菜作りをやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

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