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卵パックで種まきができる!秋冬に発芽用ミニ温室をつくってみた

セルトレイ(プラグトレイ)の代わりにどのご家庭で常備してある卵パックを使い、発芽用ミニ温室を作ってみました。工夫もなく卵パックのみで簡単に出来ます。

種まき時期が少々遅れたとしても、発芽適温まで上げて発芽を促進させることが出来ます。

また貸農園・レンタル農園で家庭菜園をされている方は省スペースですので自宅の庭で管理できます。

卵パックは種まきとして使える?

底に穴をあけるなら使えます。一つ一つ仕切られている為、苗が抜きやすく根を傷めることもありません。栽培が短期間ですので余り劣化もしないようです。

ただデメリットもあります。これは次の項目で挙げています。

卵パックで種まきのメリット・デメリット

「卵パック」で代用するメリットとデメリットをあげてみました。

メリット

・ほぼ無料。しかも蓋有り。(卵代を除く)

・ECO=ゴミにする前に、資源を大切にして再利用できる。

・透明なので、根の回り具合が確認しやすいので、定植のタイミングが見極めがしやすい。

デメリット

・卵パックはセルトレイと比べて土の量が多い為、根が回るのが遅くなる為、植え替えも遅れます。

・セルトレイ(※)よりスペースが必要になること。

※セルトレイとは、種まき専用に作られたトレイのことです。128穴・288穴等があります。

卵パックで種まきトレイ&「発芽ミニ温室」作り方

早速、発芽ミニ温室をつくってみました。秋~冬にかけて寒くなる時は便利ですね。

材料

スーパーで販売されている10個入り卵パック

管理人はコストコMサイズ30個入りパックを使用しました。フタ部分が既に分かれているので扱いやすいです。

穴あけ用キリ

種まき培養土

今回余った種を消費することも意図していたので、管理人は肥料成分が薄れた普通の培養土(ピートモス多め・有機質少ない)を使用しました。薄れたといっても、プランターにいれたまま、何も植えず放置してしまったものを再利用しただけのことです・・・。肥料成分が強いと発芽率低下につながる可能性があります。発芽をちゃんとさせたい野菜や失敗されたくない方は、無菌に近い清潔な種まき培養土をお勧めしています。

◎<あると便利なもの>バーミキュライト

下の写真はセルトレイですが、バーミキュライトは覆土として使えます。今回、使用しませんでしたが、バーミキュライトは軽いので発芽してきた芽に負担をかけません。おのずと発芽の状態も良くなります。

◎播いた野菜の種

今回の使用した野菜はターツァイです。

<注意!>大根など直根の野菜は向きません。と言いつつ、ホウレンソウは定植時に注意すれば、出来ます。

作り方の手順

発芽時期を10日程遅く植えましたが、きちんと発芽し、成長してくれるでしょうか?

①水が抜ける底穴をあける

卵の底の中央にキリで穴を一つ開けます。

そして全ての底に開けていきます。

穴、見えますか?割と小さめです。

卵パックは乾燥しやすいので、小さくても大丈夫です。

②培養土を入れて、水をまく。

用意しておいた培養土を均等に入れていきます。入れ終わった後は優しく抑えます。

③種を播く。

中心をくぼませます。そうすることで、種が真ん中にきれいに落ちます。この時、好光性種子なら浅めに、嫌光性種子なら深くしてください。

種子は一粒ずつ播いていきます。発芽率が心配なら二粒ずつ播種します。

④覆土する。

培養土又は、バーミュキライトで覆土します。好光性種子の場合はうっすらとかけてください。厚いと発芽しにくくなります。

⑤水をあげる。

最後に水やりをして、蓋をしたら簡易ミニ温室の完成です。

種まき適期時期に播くなら、蓋無しでも、セルトレイ代わりとしてきちんと発芽します。

その後の管理は・・・?

気を付けるポイントや管理を書き出してみました。

置き場所

まず置き場所は地面に直接置かない方がいいと思います。ナメクジが来ます。

換気

発芽したらよく晴れた温かい日中は、蓋をあけておきます。

管理は、コストコの蓋ですと風が吹くと、少し空気が入るようです。また立て掛けておいた蓋が夕方見ると自動的に閉まっています。不思議です。

水やり

この時期の水やりは大変重要です。水を切らすと発芽しなかったり、失敗に終わり、すぐ枯れます。

フチは非常に乾きやすいです。フチだけ発芽しなかったり枯れたりするなら水不足が原因が高いです。

定植

底を持ち上げてみて根が回ってきているようでありましたら、根をくずさないようにポット又は畑に定植します。

セル苗・・・卵パック苗?を抜き取る場合は、フォークが便利です。もちろんピンセットがあれば完璧です。

管理人はプラスチックの使い捨てフォークを洗って再利用しています。ちなみにこのフォークもコストコのフードコートのものです。ケチ?いやECOです。

定植39日後のターツァイの様子です。

左の株は、モンシロチョウの幼虫に食べられました。

以上、セルトレイ代わりに使える卵パックで種まき&簡易ミニ温室の作り方でした。

家にある物を再利用することで材料費もかからず、手軽につくれるのは魅力の一つではないでしょうか?

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は庭の畑の連作障害で頭を抱えている一人。他にも畑を借りてやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

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