このコロナ過において、大人気の、自宅で出来る「菌床しいたけ栽培キット」。一時期は売り切れになる程でした。
手軽に簡易的農業体験が出来るので、子どもから大人まで老若男女問わず楽しめます。80歳、90歳になっても初体験が出来るって嬉しいですよね。
短期間で収穫できるので、冬休みの間に開封〜収穫まで全て体験できます!まさに冬の自由研究・食育ですね。
しいたけ栽培キットで有名な「もりのしいたけ農園」は、楽天のレビュー数が3000件を超えています。Amazonで1400件以上、Yahoo!ショッピングでも1000件以上あります。レビューを拝見するとリピートやプレゼントにするといったコメントも多数ありました。
そして楽天、Amazon共に栽培キットのランキング1位をキープしています。まさしくベストセラー商品ですね。(2021.2.01現在)
今回はテーマは「コスパ(=コストパフォーマンス)」ですね。
こんなに人気だということはコスパも良いのでしょうか。計算してみました。
しいたけ栽培キットでかかる費用は?【コスパ計算前に】
栽培キットは他でも取り扱われているようですが、今回は管理人が試した「もりのしいたけ農園」でコスト計算をしてみました。費用がかかるのは栽培キットと水代ですね。
◎栽培キットの本体価格(※)⇒1500円(税込)
(※追記:2022年は物価高の影響で、1700円になっていました。)
化粧箱・栽培袋・説明書付のしいたけ栽培キット「もりのしいたけ農園」
※価格は、通販サイト(Amazon・楽天・Yahoo!)調べ。)
(容器付のしいたけ栽培キットなら⇒2180円(税込)(2022年は2030円へと値上がり。)
◎水道代⇒微々たる量で計算出来ず・・・。
(内訳)水やり代⇒水量一回9ml(まんべんなくたっぷり与えた測定量で、大匙1の三分の4。)
浸水時の水(約6ℓ×回数分)
(2021.2時点の価格)
という訳で、栽培キットの本体価格のみで計算してみたいと思います。
別で栽培容器を買い足しされた方は上記の本体価格に上乗せしてください。
「もりのしいたけ農園」について 製造販売元:森産業株式会社 品種: サイズ:直径約130mm×高さ約170mm 栽培ブロック(培地)の原料:国産広葉樹オガ・栄養体として(食品用穀物粕・飼料用穀物・無機塩類)
しいたけ栽培キットのコスパは?元がとれる数は?
いよいよ費用対効果があるかということですね。
菌床しいたけ栽培キットは購入して、元がとれるのでしょうか?
まずは、もりのしいたけ農園4つの収穫数の平均を割り出して、コスト計算してみることにしてみます。
値上がり前の2021年以前に購入した価格にて計算しています。
コスト面を考える
冬に栽培した4つの菌床シイタケの平均収穫数は「約90個」でした。詳しく書くと、1つが72個で他は92~99個です。
レビューを見ると、トータル70、80、90個収穫出来たとか100個近く収穫した方もおられるようなので、収穫数はまちまちなんでしょうね。時期的なものもあるのかもしれません。実際、72個収穫出来たブロックは真冬でした。
次の近隣のスーパーで販売されている菌床しいたけの販売価格をチェックしてみました。
<近隣店舗(スーパー・農協)での市販の椎茸価格>
旬の時期⇒少し大きめで10~15個入り一袋 税込217円
一個当たりで計算すると約21~14円。(小数点以下切り捨て)
旬シーズン時になると、しいたけも安くなるんですね。
それ以外の時期⇒約5(6cm)サイズで6個入217円(税込)
一個当たりで計算すると約36円。(小数点以下切り捨て)
それでは、まとめてみましょう。
<まとめ>
平均収穫数が90個。そうなると・・・、
旬の時期で販売されている椎茸の単価で計算してみます。
90個×@21~14=1890円~1260円となります。
つまり1890円~1260円の金額分のしいたけを収穫出来たってことになります。
もりのシイタケ農園の価格は1500円ですから、
本体価格1500円から390円上回る場合もあれば、210円下回ることもあるという結果となりました。
<注意!>現在、栽培中です。収穫数が増えたら、再度計算し直し、修正します。
旬の時期は、市場のしいたけの単価が安くなりますから次の場合は元が取れない可能性があるということになります。
・スーパーで購入する袋の中に15個以上のしいたけが入っている。もちろんほどほどのサイズで。
次に、シーズン外の通常販売時期はどうでしょうか?
66個×@36=3240円となり、
本体価格1500円から1740円も上回る結果となりました。
倍の金額分も収穫出来たってことからも、旬以外の時期なら元が十分に取れることがわかります。
<結論>
しいたけが旬の安い時期なら約71~107個、それ以外の時期なら41個を収穫が出来れば、元が取れるとという計算になります。といっても、旬の時期はほんの数か月ですし、スーパーによっては6個入りのしいたけしか販売されていない店もあります。ですから、90個採れるのであれば、コスト的に良い商品だといえます。
では、これからも菌床の寿命が尽きるまで、引き続き検証していきたいと思います。
パフォーマンス性を考える
費用対効果を考慮する上でパフォーマンス性も重要ですね。
最初にいいますが、つい見入ってしまう観察時間は省きます。
1個当たり、水やり(霧吹)時間に15~20秒かかります。冬は2日に一回程です。暖かい部屋なら毎日でしょうね。
トラブルがない限り、家庭菜園と違い作業時間は必要としませんので効率は良いです。
作業効率以外で考慮してみても、お子様の自由研究や食育、簡易農業体験ができるツールとして考えるなら、パフォーマンス性は高いのではないでしょうか。
普段の生活において、しいたけの生長を簡単に観察することが出来ませんからね。初体験できて、育てる楽しさ、食べられる喜びなど総合的に考えてみると、
値段以上の価値があり、十分満足のできる品物だといえます。
しかも、栽培し終わった栽培ブロックは、家庭菜園の堆肥として活用できます。つまり、ふかふかな土作りに貢献できるってことですね。
ここで新発売情報!ハローキティーとコラボ商品「もりのしいたけ農園×HELLO KITTY」が発売されました!コラボ限定のオリジナル栽培キットです。大人から子どもまで、世代を超えてサンリオが好まれていますよね。
キティファンの方は置くだけで可愛くて、きっと癒やされるますから、評価ポイントも加算されますね。
しいたけ栽培キットのコスパ増し方法【もっと安く買える?】
「よりコストを抑えたい。」
と考える方は多数おられます。管理人も同じ考えです。
安く購入できる方法はあるのでしょうか?
それは、正直言います。
取扱のある実店舗に行くことです。送料分は安くなるかと思います。
しかし、ガソリン代・交通費がかかりますし、冬の大掃除シーズンだったりと忙しく、購入に対する時間や労力を抑えたい場合はネット通販でも購入できます。一日の時間はどう頑張っても24時間で伸びませんからね。
けど、ネットで買うにしても費用は抑えたい!と思われませんか?
そこでオススメなのが、「おかわり君」です。
おかわり君を購入すると、通常価格より220円も安い1480円で購入可能です。
ここで注意が必要です!おかわり君は外箱や説明書、栽培袋といった付属品はついていません。もちろん透明の栽培容器(別売)もついていません。
育て方は、森のきのこ倶楽部のサイトの方が写真付でわかりやすく書かれています。
栽培袋はゴミ袋で代用可能です。経験談として、実際に透明のゴミ袋で育ててみましたが収穫量は変わりませんでしたよ。45Lの袋に2つ入ります。(上の写真の左から2つを参考)
もっと節約したい!なら、おかわり君のまとめ買いがお勧めです。
2つで2840円となります。一個当たりで計算すると1420円です。
まとめ買いすると、大量でシイタケを収穫できますが、採れたてのまま冷凍保存可能です。冷凍しても食感は変わりません。美味しいです。ですからシイタケの生育が最適な時期にまとめて育てることも有りです。難を言えば、本当に大量に生えてくるので収穫のピーク時は採るのがとても大変になるってころぐらいでしょうか。
もりの農園シリーズにはシイタケの他に、なめこ・エノキタケ・ブナシメジ・エリンギ・ヒラタケが販売されています。シイタケと組み合わせて購入することが出来ます。きのこの種類は選べますから、そんなにもシイタケは要らないよー!ってことでしたら、別の種類を購入してもOKです。
もちろん、まとめ買い専用の販売ページで購入してくださいね。
2個だけでなく、もっと大量に栽培したい!!方なら、「選べる3個セット」もあります。
やっぱり最初は、栽培説明書や栽培袋等の付属品欲しい!と思われるなら、基本の2個セットもあります。
・【森のきのこ倶楽部】きのこ栽培キット 2個セットの購入ページ
以上、しいたけ栽培キットのコスパでした。ここで紹介したものは、すべて送料込の値段です。
別のページにて、大量に収穫できた育て方も載せています。
栽培中に、もし青カビが発生してしまったら?