本ページにはプロモーションが含まれています

PR 【庭】で家庭菜園 全記事一覧 菜園&園芸コラム

ミニトマトのおすすめ品種は?比較&評価してみた!

ミニトマトのおすすめ品種

家庭菜園で大人気の『ミニトマト』。その人気さとありすぎなぐらいの種類に、4月になると園芸店やホームセンターの野菜苗売場がミニトマトの苗で占領されています。その為、いざトマト苗を買おうとした時こう思いませんか?

「商品の種類が多すぎる。何を選んでいいのかわからない。」

「初心者や子どもにも育てやすい、おすすめの種類は?」

等々と。

沢山収穫出来ることを期待しながら苗を購入するので、色々と悩みますよね。品種によって、株の大きさも収穫量、甘さも違いますしね。

初心者の方や小さな菜園の方は、割とお値段の高いトマト苗を購入される傾向があるようです。確かにスーパーで買うミニトマトとは違ったものを食べるのも楽しみの一つですし、家庭菜園ならではの醍醐味ですからね。売り場から目に入りやすい位置に置いてありますし。

「高い苗を購入しても元ってとれるの?」

はい、とれます!!(枯れなければの話です。)

もちろん、定番な王道品種、スーパーでよく聞く品種を購入する方もおられますよ。

ということで、今回は一般的な品種とメーカーの苗をセレクトし、下記の種類育ててみました!

ミニトマトのおすすめ品種はこれ!【結論】

これまでに業界で従事している時も含めて、60品種?いやそれ以上数えきれない程のミニトマトの品種を試食した経験があります。そんな管理人がミニトマトに求めていること

『甘さ』『皮が薄い』『収穫量』『育てやすさ』

を重視して選んでみました。

 

<注意!>プロ農家さんのように甘くする為に水をしぼったりすることなく、一般家庭で普通に作ってみた後の評価です。ここでの評価はあくまでも個人の意見です。

リピート決定の品種は?

管理人が来年もリピートすると決定している品種は次の通りです。

リピート確定!おすすめ品種

コンフェット ・とってもアイコ(がなければアイコ)・シュガープラム

なぜリピートしているのか、その理由は品種ごとのレビュー時に詳しくお話します。

もっと良いものを見つけたら、随時更新しますので、また来年当サイトを立ち寄ってみてください。

お探し別おすすめ品種

今回と過去に栽培したものを合わせて選んでみました。

甘さ』を追求するなら

シュガープラム・天使のトマト

『収穫期間が長い(スタミナがあるので最後まで次々採れる)』を追求するなら

コンフェット・とってもアイコ・アイコ・純あまレッド又はイエロー

『初心者でも育てやすい王道な品種を探しているなら

千果・とってもアイコ・アイコ

『トマト嫌いの子』向けに探しているなら

ぷるるん・CFプチぷよ

『一房に実がたわわになる姿に感動したい』なら

天使のトマト・コンフェット・とってもアイコ

『うす皮で食べやすいトマトを探す』なら

コンフェット・ピンキー

(ピンキーのレビューはまだ載せていません)

 

購入するに当たって選び方のコツ!

甘さだけ追及すると収穫量が減ります。それも寂しいものです。ですから、甘さだけでなく収量の多い品種をそれぞれバランス良く作ることで、長期間収穫が楽しめます。加えて節約も兼ね揃えて満足します。畑でどれだけ植えられるか計算してから購入してくださいね。

良い苗の選び方は、別の記事に詳しく書いています↓↓↓

>>・優良トマト苗の選び方!見極めポイントは?(記事)

【ミニトマト】おすすめ品種にした理由&レビュー

ミニトマト農家さんは水を絞ることによって甘さを追求していますが、家庭菜園ではなかなかそうはいきません。

しかも苗を購入する大半が庭や畑、レンタル農園で栽培される方や、ベランダ菜園する方が多いはず・・・。

ということで、

今回同じ環境下、つまり好条件とはいえない株間や条間が狭めの状況で比較の実験栽培してみました!

下記の感想は、一般家庭で特別なことをせず普通に育てた正直な感想です。

そして写真は、実際に栽培した写真を載せています。尚広い畑で作物を栽培される方は、もっとクオリティの高い出来の良いトマトが作れるかもしれません。

ちなみに良い品種に出会ったり、リピートして品種が悪くなっていたら差し替えます。

ですので、今回紹介した内容につきまして随時変更を加えることだけご了承願います。

 

今年栽培した品種は、次の通りです。

今年栽培した種類

  • 千果
  • とってもアイコ
  • 純あま レッド
  • 純あま オレンジ
  • 天使のトマト
  • コンフェット
  • シュガープラム
  • ぜいたくトマトミニ
  • こあまちゃん
  • ぷるるん

過去に上記と類似種のアイコのレッド・オレンジと、プチぷよ等も栽培しています。

 基本は、全て二本仕立てです。株間が狭いのにやってます。

定植方法は、シュガープラム以外、「寝かせ植え」を取り入れています。名称通り苗を寝かせて植えるってことですね。その方法で植えると、土に埋めた部分にも根が出てきます。養分や水を吸収する根が増えることによって収量アップを目指す目的があります。

コンパニオンプランツのニラと混植しています。

>>・病害を避けたい!トマトのコンパニオンプランツの植え方と効果(記事)

 

<糖度についての注意!>

2021年6月30日に全品種計測した数値です。機器はアタゴの糖度計。

また広大な畑など栽培環境によって甘さは変わります。また晴天が続くと甘くなります。

 コンフェット

オススメ度:

本当に皮が薄かった!庭の畑でもものすごく採れる!

圧巻の果房&最後の最後まで多収穫可能!!

子ども達にも大人気!オススメ品種

ミニトマトのおすすめ品種「コンフェット」

実際に測ってみた糖度:7.2

販売元:エムソン企画

形:四角?パプリカのよう。

 

ラベルの薄皮というキャッチコピーに惹かれて初めて購入したミニトマトです。

 ただ病気も発生していた苗で購入するのも躊躇しましたし、正直言ってあまり期待していなかった品種だったんですよね(販売・生産者さん、本当にスミマセン)。

それが良い意味で裏切られました!

写真のように好条件ではない環境であっても、一番最初の果房からボリューム満点な沢山の実が成ります。

しかもそして2段目、3段目の果房も大体同じような数をつけるわけですから、その姿には感動ものです。それだけでなんだかお得感も感じませんか?

上段まで成り続けるので、スタミナも持っています。

食べてみての感想は、本当に皮が薄かった!!食べやすいです。

まぁ残念な点をいえば、味は薄い・・・、加えて甘みや旨味はそれほど感じません。

あと割とマイナーな商品なので、店によっては取り扱っていないかもしれません。見つけたらラッキー!だと思ってください。

ですが、糖度の数値が低くても、皮が薄く酸味があまりない為とても食べやすく、他の品種より沢山生で食べられます。

というわけで、長く多収穫できる品種としてリピート決定です。

個人的な正直な意見ですが、長く収穫できるアイコより食べやすいので、これ一択でもいいかもしれない・・・なんて思うこともしばしば。

シュガープラム

オススメ度:

確かに甘かった!!

ただし老化苗は買わないで!

(すみません、写真は探し中)

実際に測ってみた糖度:2021年⇒7.6・2022年⇒7.8~8.9

形:プラム

販売元:ハルディン

ハルディンさんのオリジナル育種品種ですね。

他のサイトで甘い!と高評価の品種でしたので、初挑戦してみることに。

購入した苗を良く見てみると、実生ではなく、挿し木苗でしたので、寝かせ植えすることなく、普通に定植してみました。今思えば寝かせて植えても問題なかったようです。

確かに甘い・・・ですが、個体差はありますが実が小さいものが多かったです。他と比べて二分の一の重さが多く、株自体弱々しく収穫量もかなり少ない印象。失敗か?

期待していただけに残念さが・・・。でも他では評価が高い。なぜ?苗の問題か?(確かに良い苗とはいえなかった。)それとも管理人の育て方に問題があったのか、来年も試して再度評価してみたいと思います。

<追記> 2022年の今年は順調に生育し、糖度も7.8~8.9(個体差有)で、味覚としても甘さを感じられた為評価を上げました。

欠点は、甘いトマトの特徴としてスタミナが持続せずに沢山は穫れない収穫がすぐ終了するところでしょうか。

管理人は、来年も一応購入するつもりです。

とってもアイコ

オススメ度:

初心者でも作りやすい品種!最後まで長く収穫可能!

たくさん収穫したい方にオススメ。

実際に測ってみた糖度:6.6

形:プラム

販売元:サカタのタネ

去年までずっと有名な品種「アイコのレッド・オレンジ」を栽培していましたが今回は、アイコの改良品種『とってもアイコ』を栽培してみました。

アイコととってもアイコの違いを調べると、従来の「アイコ」より果実が一回り小さく、より沢山実るようです。また酸味は少なく甘みが強いとのこと。あと値段が高いってことですね。

他にも、樹勢も落ち着いている為、従来よりから株が大きくならないとありましたが、それでもやっぱりアイコです。大きく育ちます。

アイコ同様、肉厚で少々硬い為、調理用として選んでも良いですね。トマトは生で食べるより、リコピンは加熱した吸収率が高まりますので。豚肉と炒めるなら、沢山食べられますし、旨いです。味噌汁の具に入れてハマった男性もいると聞いています。もちろん生でも問題なく食べられますけどね。

良い点は、スタミナがあり収穫期間が長いことですね。

8月になると弱くなる品種がある一方、アイコは次々にまだ採れます。猛暑が続く中で剪定も怠り、株がボサボサ状態になるほどです。

残念な点は、他のやつと食べ比べをしているか、生で沢山は食べづらいですね。

王道品種で初心者でも失敗しにくいことを考慮すると、8月中に収穫可能品種として購入しても良いかと思います。

天使のトマト

オススメ度:[star25]

2021年甘さ(糖度)断トツNo.1だった品種!

長い房は圧巻!一段目から房成りがボリューム満点

『追記』

2022年現在、去年までずっと育ててきた草姿と明らかに違うミニトマトが成長しています。たまたまハズレを引いたかもしれませんが、ちょっと様子みます。

ミニトマトのおすすめ品種「天使のトマト」
二股の為、これで「一房」の写真です。

実際に測ってみた糖度:9

形:丸

販売元:角田ナーセリー

2022年の評価は、皮が硬いですね。2021年とは明らかに草姿、実の大きさが違っていました。

去年同様、最初の段から房成りがボリューム満点です。ただ最初に紹介した「コンフェット」には負けます。


以下は8年以上育ててきた2021年までの感想です。2022年とは異なります。

実際に糖度計で測ってみたところ、数値が一番高かった品種です。

7月に計測した時も他より1~2度高かったですね。

口に入れた瞬間、甘いと感じました。味は濃く、酸味は少なめです。

一段目から房成りがボリューム満点です。房の長さを見るだけでリピートしたくなります。

 房も二股になることが多く、一石二鳥状態でした。

おそらく単為結果(受粉しなくても結実する性質のこと)っぽそうな品種です。

あと残念な点もあります。

・薄皮が口に残ること

・千果と比べて、割れやすいような?

・決まった段数ら辺で株が疲れて病気になったり、次々に採れてた収穫が減少する。

このようなデメリットもありますが、甘い方が食べやすいですし、食べた瞬間の満足度が違いますよね。

ということで、

特筆すべき「甘さ」と「収穫量のバランス」が良いのでリピート決定です。

糖度の高い品種は長持ちしないことが多いので、挿し木してに二作目を作るか、収穫の長い品種の純あまやアイコ、コンフェット等と組み合わせて植えるのが良いかと思います。

ちなみに、天使の・・・は似た商品名があるので要注意!別の商品です。今回紹介した「天使のトマト」は青色の角の生えたラベルが目印でしょうか。

翌年、商品名はそのままで品種改良又は変更される場合があるかもしれないので、来年も試してみたいと思います。


>>・天使のトマトを楽天で探す

千果

オススメ度:

王道品種!農家さんの作る品種で初心者でも作りやすい!

実際に測ってみた糖度:6.8

形:丸

販売元:タキイ種苗

王道で定番な品種で多くの農家さんが作られている品種と同じです。なので、よくスーパーで食べているミニトマトって感じかな。

劣化も少なく、初心者向けで作りやすいと思います。

スーパーで出回っているミニトマトをお買い求めの方は選んで損はないです。

他にも赤みが色の濃い印象。

本気野菜 純あまレッド&オレンジ

オススメ度:

8月と終わりまで長く収穫できる

実際に測ってみた糖度:6.6

形:プラム

販売元:サントリー

園芸売り場でどかーんと売られている苗ですね。アイコと草姿が似ていて、樹勢が良く大きく成長するタイプです。

イエローの方が酸味が少なく、食べやすかったです。

ただラベルにあるような甘さが感じなかった為、星減らしましたが、当方の育て方がまずかったのかな?

収穫は最後まで8月に入っても収穫出来ました。

今サントリーのサイトを見ると、旨味もうたっていたんですね。気にせずに味噌汁にいれてしまっていましたので、その点は未評価となっております。

ぷるるん

オススメ度:

さくらんぼ食感でトマト嫌いな子でも食べた!

ツヤツヤしてます。

実際に測ってみた糖度:7.2

形:丸

販売元:カゴメ

サクランボのような食感のミニトマト。過去に栽培したことのあるプチぷよと似たような感じです。

トマト嫌いや皮嫌いな子でも喜んで食べるということでオススメ度の星を追加しています。

これだけ単体で作らず、他のトマトを栽培される方が合わせて購入することが個人的には良いかなと思っています。

傷みやすい為、市場には出回らない品種でしょうね。赤づいたらすぐ食べてしまった方がよいです。ですので、写真も緑の状態でしか撮れませんでした。

ただサクランボ同様、やっぱり鳥に狙われやすいです。過去に類似品種プチぷよでほとんど食べられてしまった経験があります。一度覚えるとネットしていても次々にくるんですよね。

これはこれで美味しかったのですが、今度買うなら、「CF」とついたCFプチぷよを試しみたいと思います。

こあまちゃん

オススメ度:

実際に測ってみた糖度:7.5

形:丸

販売元:カゴメ

トマトジュースで有名なカゴメが扱うミニトマトの中で人気の品種ですね。

甘みと酸味のバランスの良い

植え時期が他より若干遅めだったからか、ゆっくりめ成長するタイプでした。

一房に9~13個ほど実が付きました。

味はザ・ミニトマトって感じです。

ぜいたくトマトミニ

オススメ度:

実際に測ってみた糖度:7.5

形:丸

販売元:デルモンテ

ケチャップや有名なデルモンテのトマトですね。キュウリモザイクウイルス(CMV)の予防接種をした病気に強くした苗として販売されています。

特にここが!って感じはありませんが、草姿や果房も千果に似ています。

 

 毎年いろいろな品種を試して栽培しますので、また訪問してみてください。

先に申し上げましたが、良い品種に出会ったら差し替えますので、今回紹介した内容が変わることだけご了承願います。

今回使用した糖度計は、『アタゴ ポケット糖度計PAL-1』です。メモリ式より使いやすいです。

  • この記事を書いた人

よーさん

園芸業界内の一企業に就職経験があり、現在は、庭の畑で連作障害に頭を抱えている一人。庭以外にも35坪以上はある畑で野菜作りをやっています。 趣味:ホームセンター・園芸店巡り

-【庭】で家庭菜園, 全記事一覧, 菜園&園芸コラム