玉ねぎは、血液サラサラ効果といった健康面でも、カレーライス、肉じゃが、ポテトサラダといった料理に何でも使える万能食材ですね。春に家庭菜園を初めたから、秋も野菜を作りたい!よし使い勝手の良い玉ねぎだ!と思われる方も多いようです。
知ってしましたか?実は玉ねぎの種類ってとても多いんです。せっかく植えようと意気込んで園芸センターに行っても、種類があまりにも多いと悩んでしまいますよね。
それでは、早速玉ねぎの基本的な種類を知ってほしいと思います。
玉ねぎの種類【基礎知識】
色
黄玉ねぎ
いわゆる一般的に販売されている玉ねぎですね。
赤玉ねぎ
サラダに使用できます。
他に、葉を食する葉たまねぎもあります。
形
甲高⇒丸みのある形
扇扁平⇒ひらぺったい形
種類の分類
一般に
早生(わせ・そうせい)
中生(なかて・ちゅうせい)
晩生(おくて・ばんせい)
のタイプによって分けられています。玉ねぎは、わせ、なかて、おくてと呼ばれることの方が多いです。
さらに細かくすると
超極早生(ちょうごくわせ)、極早生(ごくわせ)早生(わせ)、中早生(なかわせ)、中生(なかて)、中晩生(なかおくて)、晩生(おくて)に分けられています。
なぜこんなに細かくグループ分けされているかといいますと、収穫の時期と貯蔵期間によって分けられているからなんです。
大まかに言うと
超極早生→→→→→→→→→ 晩生
収穫早い(3月上中旬~)→→→遅い(6月中下旬~)
ってことなるんですね。
収穫時期(目安)は、
超極早生:3月上中旬~
極早生 :3月中旬~4月下旬
早生 :4月中旬~5月中旬
中生 :5月(中)下旬~
中晩生・晩生:6月上~6月下旬
となります。植え付け時期や栽培環境によって異なります。
実際に管理人も過去に極早生を遅く植え付けた時があります。案の定、収穫は4月下旬〜5月頃と遅くなってしまいましたね。
それでも昔から極早生種は人気で需要はありました。収穫時期が新玉ねぎがスーパーで出回る時期と同時に収穫できるからですね。
ただ極早生にはデメリットもあります。それは貯蔵性です。早生種は長期保存が出来ません。早めに食べなければいけないということですね。
逆に収穫時期が遅い晩性種の方が貯蔵期間が長いんです。よく吊り下げられている玉ねぎを見かけませんか?あれはほとんど中晩生、晩生種です。
その為タマネギ栽培されている多くの方は、各々の品種特性を活かし、幾つもの種類を植えて栽培しています。
玉ねぎの種類は何を植えた方がいい?【家庭菜園におすすめなのはコレ!】
小さな畑、庭で家庭菜園でする方にとっては、そんなに植えられないと思われるかもしれません。
それで特におすすめする品種は、極早生・早生種です。
栽培のメリットからいうと、夏野菜の植え付け時期は4~6月ですよね。その時期に玉ねぎ栽培が終わっていないと夏野菜の植え付けが遅れます。その分、収穫が遅れるわけです。上の品種だと3月~4月(遅くても5月上旬)には収穫できるので、植え付け時と重なることがまずありません。
コスト面からしてもメリットがあります。極早生や早生種は辛み成分がわりと少ないので新玉ネギとして生食で食べやすく手軽で時短にもつながります。そして何といってもスーパーで出始めた新玉ねぎのお値段は比較的高めですよね。その時に食べられるのってお得感ありませんか?
経験上、早生種は収穫してから貯蔵は約1か月半は持ちました。それが過ぎると芽が生え始めましたね。
次に、長期間玉ねぎを食べたい!もしくは夏野菜の植え付けを見越して植えるスペース(※)が確保できる!という方なら、
中晩生(又は晩生)がおすすめです。
中晩生・晩生種のメリットは、料理で炒めると一段と甘いです。なにより貯蔵できることは利点ですよね。
(※苗は通常、だいたい50本~の単位が束になって販売されています。)
<まとめ>家庭菜園では、極早生・早生と中晩生種を植えると良いかなと思います。極早生種の苗はあまり品種が選べないので、早生種でも大丈夫です。
次に実際に購入に至りましょう。どこで販売されているのか?苗の選び方のコツ等をこちらの記事で書いてみました。