東南アジア原産のホウセンカ(鳳仙花)は、昔ながらの遊びとして種とばしが有名で知名度の高い花ですよね。子どもが小学校で育てて持って帰ってくることの多いお花の一つかもしれません。
管理人の庭でも、子どもが理科で育てたホウセンカが毎年こぼれ種で咲いています。
そこで、ホウセンカの種や花で楽しむ方法は他にはないのでしょうか?色々と試してみました。
ホウセンカの遊び方の紹介
鑑賞して楽しんだ咲き終わった後の花(花がら)で遊べる方法も紹介しています。
種飛ばし
ホウセンカといえば、定番の種飛ばしですね。小さい頃に遊んだ記憶もあるのではないでしょうか。
種飛ばしの方法は、熟した実を指で掴みます。すると実の皮がはじけて、中にある種が飛び出します。
花が咲き終わった後の実をじっくり観察すると線が何本か入っており、割れやすくなってしますから、写真を撮ろうとしても難しいものですね。
ちなみに未熟な実に触ると、皮はポロッとすぐに割れますが、中が未熟な白い種が出てきます。
花絵
敷く花絵ともいうのでしょうか。写真にあるように咲き終わった花で楽しむことも出来ます。
サーモンピンクの色合いから金魚の花絵を描いてみました。目は後からイラスト追加しましたが、紙で書いても良いですね。
お次に女の子のお子様がおられる家庭におすすめなのは、花ドレスですね。
先にドレス姿の女の子のイラストを描いて置いて、子どもに可愛らしくドレスを花で彩ってもらいます。立体感がありとてもキレイな仕上がりとなります。
画像では咲き終わった花(もしくは傷んでいる花)で気飾っています。
子ども受けするような絵やかわいい女の子が描ける方は羨ましい限りです。
花のこすり絵
ホウセンカのこすり絵の遊び方です。短時間で簡単で作成することが出来ます。
<準備するもの>
・ホウセンカの花 ⇒写真の花は青系の花色を使用しています。白や薄ピンク色以外でお願いします。
・ディナースプーン(カレースプーン代用可)
・小さめの色画用紙(およそB5サイズぐらい)画用紙なら破れにくく、上手にできます。
作り方
①花の置く位置を決める
置く前に、花に虫等はいないか確認します。
絵葉書のように手紙にしたり、文字が書けるように真ん中を空けた配置にしてみました。色画用紙を使うとグンと風合いが良くなります。
④画用紙を半分に折って閉じます。
花を置く前に折り線をつけておくとやりやすいです。
⑤画用紙の上からスプーンの腹で少し力を入れてこすります。
紙が破けないように気を付けてください。持ち方は写真を参照。
⑥全てこすり終わったら開いて、完成です。
朝顔とはまた違った良い雰囲気に仕上がりました。手紙の背景にしたりと発想次第でアレンジ出来そうです。
>>・朝顔こすり染めの作り方(写真付)簡単!絵葉書や保育作品に!(記事)
ホウセンカの花で色水遊び
◎ホウセンカの花 ・・・花がらや傷ついた花も使用可能。
◎空の容器 ・・・透明か白色で。豆腐の入れ物で代用可能。
◎網目の細かいネット・・・排水溝ネットや洗濯ネット、ストッキング等の素材
◎透明なカップ等(プリンカップ代用可)・・・必要に応じて用意。
◎水道水・・・水量150ml(水100mlでも可。)
作り方・手順
①細かいネットに花びらを入れます。
③空の容器に水100~150ml入れます。その中で①を指でこすり合わせたり揉んだりして色素を水に移していきます。
これで色水の完成です。子どもとおままごとで楽しむことが出来ますね。
色水遊び、簡単ですよね。水を少なくすると、絵が描ける程濃くなります。
色水を使って遊ぶ
「色水だけでは物足りない!」と思われる方にはクエン酸とセスキ炭酸ソーダで更に遊びをアレンジしていきます。掃除に使用するグッズですね。ダイソーでそれぞれ110円で売っています。
まず初めに、色水大さじ2ずつ入れた透明のカップ(プリンカップ)を用意します。
それぞれの色水が入った容器にティスプーンで約2gずつ入れます。
入れるとこのような色合いになります。
左はクエン酸・真ん中はそのまま・右はセスキ炭酸ソーダを入れています。
セスキ炭酸ソーダの入れた色水だけ色が少し変わりましたね。
なぜ色が変わるのでしょうか?答えは、pHの関係ですね。
詳しくは次の記事をご覧ください。
・【夏休み宿題や自由研究】朝顔の色水遊びでpHの科学実験(記事)
それら二つを混ぜ合わせます。ゆっくりと注ぎがないと溢れます。
すると、ホウセンカの色水炭酸ジュースの出来上がりです。もちろん飲めませんので、子どもには飲まないようにと伝えてくださいね。
先ほどの子どもとの遊びにジュース屋さんごっこ等幅広く遊べるようになりましたね。
もちろん泡を見ているだけでも十分楽しいものです。ちなみにこの気泡は1時間以上は消えませんでした。
以上、鳳仙花の遊び方でした。いかがだったでしょうか?
花を観察することも楽しいものですが、子どもを楽しく遊んで親子の絆を育まれてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した遊び方はホウセンカに限らず、色々な花で楽しむことが出来そうですね。