ワタの実は一時ではなく、長く楽しむことが出来ます。大人であれば飾って楽しむことも出来ますし、お子さんがおられる家庭でしたら、コットンを使って飾ったり遊んだり出来るので、他の花にはないワクワクする花のひとつですね。
綿花を育ててみたけれど、
「次々と成るけど、綿花って何に使う?」
「収穫した綿(ワタ)を使って有効利用したい」
と考えておられる方向けに収穫した綿花の利用方法を紹介しています。
綿の育て方については、別の記事で詳しく書いています。
>>・綿の育て方(記事)
綿花を収穫!枝付きとワタの実のそれぞれの使い道は?
綿花の優しい色合いは、贈り物として飾りに使用しても和ませてくれる存在ですね。どんな使い道があるのでしょうか?
枝付きで楽しむ
綿花を枝付きのまま飾っても、素敵空間を演出できます。
【ブーケ・花束として楽しむ】
フラワーアレンジメントとして、ブーケを作って楽しむこともできます。特に白色は結婚式の幸せなイメージもありますし、優しい印象を残してくれます。
【ドライフラワーとして飾る】
ドライフラワーとして飾るなら長期間楽しむことが出来ます。
飾り方として、綿花のドライフラワーは一輪挿しで生けても雰囲気が良くなります。器にもこだわると一層良くなります。モダンテイストやカントリー風、どちらでもいけますね。上の写真はかすみ草を添えています。
ドライフラワーの中でも貴重な存在である「白色」を活かして、落ち着いたトーンの花と一緒に飾るなら素敵な店内・お部屋に様変わりします。水換えの問題がなく、メンテナンスもあまり必要としないので、飲食店でも飾れますね。たとえ花の知識がなくても、綿花のドライフラワーって意外と見てしまいませんか?
綿花のドライフラワーはとても簡単に出来ます。作り方は別の記事で書いています↓
なんと!割れていない実でも作ることが可能なんです!!詳しくは下の記事で。
>>・綿花(コットンフラワー)のドライフラワーの作り方!(記事)
ワタの実で楽しむ
触感で遊ぶ (お子さま向け)
左側はポリエステル100%の市販の綿、右側が収穫した天然綿です。
見比べてみると、天然の綿はしっとりした質感できめ細かいです。ポリエステルで作られた綿は、人工的に作られたものなので、子どもに両方を比較させて質感の違いを感じさせることでも花育につながります。
それに、ふわふわなものって触っているだけで癒されますね。
隠れている種を探そう!(お子さま向け)
綿の種は、ふわふわの綿の中にあります。お子さんが隠れている種を見つけるだけでも夢中になりそうです。写真は、種を取り除く前の綿花です。
取り除いた種は来年の種用として保存可能です。一つの花に種は20~30粒入っているので来年はワタの豊富に収穫することができます。
今年の綿の花も楽しみましたか?見逃した方はこちらの記事参考してください↓↓花の色の変化、そして花から綿に変わるまで観察しました。
お人形の枕やぬいぐるみの綿として使う(お子さま向け)
子ども自身でお人形さん向けのグッズを作ることも出来ます。
小さいお子さんならフェルトで作った服にボンドをつけて、綿をぽんぽんと貼りつけて雪のような模様の出来上がりです。
ボンド又は針を扱える年齢のお子さんなら小さな枕を作ることはオススメです。子どもはお人形さんと一緒に寝たがるからです。自分で作った枕にお人形を寝かせた時、ご自身のお子さんはどう感じるのでしょうね。
生地は、子どもが小さい時に着ていた服を大切にとっておいて作ることも出来ます。子ども服の使い道に困っている方にもおすすめですね。ご自分の着れなくなったお気に入りの服でも作れます。
上の写真の生地も子ども服(赤ちゃん服)をリサイクルして作っています。生地のカットは親がやりましたが、子どもも嬉しいらしく、愛着のあるお品が出来上がります。
親も懐かしい思い出に浸れますし、そのお品で子どもと一緒に遊ぶ思い出もつくれますね。
枕はリカちゃん人形用です。枕の出来上がり寸法は、「縦5.5cm×横11.5cm」と大きめのつくりとなっています。綿を入れた状態で長さを測りましたので、縦と横共におおよそ0.5cmずつプラスしても良いかと思います。縫い代は1cmです。ですので、出来上がり寸法に縫い代を縦横各1cm足してから生地をカットします。生地は扱いやすい綿素材を使用しています。
リースの材料として飾る
そのままの綿花でリースの飾るなら立体感が出て、アクセントにもなり素敵ですね。花あそびの一環ともなります。大人の手作り品の飾りに多く使用されています。
飾りとして使用する
◎写真フレームの縁取りの飾り
画像は写真フレームではありませんが、他の花やドライフルーツ、松ぼっくりとアクセントの赤い実となじませる為にコットンフラワーを使うことができます。逆にアクセントとしても使用出来ますね。
季節感のある飾りに用いても馴染みますね。
綿を加工しての使い道
自宅で糸紡ぎ体験ができます。
<綿花の糸の作り方>
①綿をまず繊維をそろえるようにブラシなどでほぐします。
②綿を指で少しずつひっぱりながらねじりって糸にしていきます。不器用なので、均等な太さにするのは難しいものですね。
③出来上がった糸をスピンドルや鉛筆等に巻き付けていきます。これで綿糸の完成です。
仕上げに、糸巻き台紙をダンボールで手作りして、オリジナルの台紙を作り、巻き付けます。
子どもが作ると写真のようにいびつな形の台紙にはなりますが、本人は満足していました。しかも今回綿花1つ分すら使っていないので、根気があれば、写真よりもっと糸をつくることが出来ますよ。
糸の完成時や作っている最中に、「服(綿100%)は綿から作られているんだよ。綿が糸となって、糸が織られて服になっていくんだよ」と教えることが出来ます。知育的な遊びですね。
そしてこちらは手抜きバージョンです。
単に綿を指でこすり合わせたものです。指でよるともいるのでしょうか。糸紡ぎの手順さえ行っていませんから強度はわかりませんが、毛糸のような太さになります。飾り付けに使えそうです。
このように綿には利用方法が豊富にあります。
最後に綿花は埃が付きやすいので、保管にはタッパー等の蓋付の容器に入れてくださいね。
また綿コットンは白色だけではないとご存じでしたか?
楽天市場では白綿・茶綿(和綿)・緑綿が販売されています。種苗店では白の綿花の種のみ取り扱われているので、ネット通販の方が豊富です。
おうち時間に大人の趣味として、また花育や知育活動の一環としてお子さんとぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
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